分かると解ると判るの違いはわかりますか?
「分かる」は、わきまえているとか、分別が付くというように置き換えて通じる時に使います。

「解る」は理解できるに置き換えるとわかりやすいです。

「判る」は判別できるとか、判断できるという時に使います。

どれも同じようなものに思えますが、このように置き換えると違いがわかりやすくなります。

判断できるとも置き換えられるし理解できるでもOKの事もあるので、その時は適時判断すると良いでしょう。

「分かる」の意味

「分かる」は、わきまえているとか分別が付いていると置き換えることができる時に用います。

例えば、あの生徒はうちの高校の校則は分かっているはずだ、などと使います。

きちんと良い悪いの分別がついていて、校則を守っている生徒だ、校則をわきまえているという意味です。

そんなことをしてはいけない事など、高校生なら分かるはずだ、なども理解しやすい一例でしょう。

高校生ならもう分別が付くでしょ、という意味になります。

「解る」の意味

解るという字を使う時は、理解するという字に置き換えても意味が通じる時です。

一例をあげると、数学の問題集の問3は解るけど、問4は難しくて解らないなどと使ったり、あなたの気持ちはよく解るなどと使います。

問3は理解できるけど、問4は難しくて理解できないという意味です。

あなたの気持ちは理解できる、というように置き換えても意味は変わらないので理解の「解」と言う字を使うのが適切でしょう。

「判る」の意味

判るは判断できるとか判別できるという意味です。

一例をあげると、おそらくその薬が効いたのだと判る、などと使います。

どの薬が効いたのか判断難しいけど、おそらくその薬が効果があったのだろうと判断できる、というように置き換えることが可能なので、判断の「判」と言う字を使って判るとなります。

違いが判るなども違いが判断できるという場合は、判るを使うのが適切でしょう。

分別できる、理解できる、判断できる

同じ「わかる」でも、分別ができるという意味の時は「分る」を使い、理解できるという意味の時は「解る」を使うのが適切です。

そして判別ができるや判断できるという意味を強調したい時は「判る」を使うのが読み手にもわかりやすいでしょう。

たいした違いではないように思えますが、伝えたいことはどれになるのかを考えると、分ると解ると判るの違いも理解しやすくなるでしょう。

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