パフェはフランス菓子のparhait(パルフェ=完璧な)を原型として日本で改良を加えられた冷菓です。
細長いガラスのグラスにアイスクリームやコーンフレークなどを重ね入れた上にフルーツやクリーム、ナッツなどをトッピングしたものが典型的なスタイルです。
サンデーはアメリカ発祥の冷菓で、英語表記は(sundae)安息日である日曜日に食べるスイーツとして生まれました。
現在では両者の違いはほぼありませんが、誕生当時はサンデーの方が簡素な作りでした。
「パフェ」の意味
パフェとはフランス菓子parfait(パルフェ)を原型としたスイーツで、ココットなどの型に入れて冷やし固めた濃厚なアイスクリームをお皿に乗せ、周りをソースやフルーツで彩って作られます。
そのパルフェが日本に伝わり、一般の人たち向けに変化、多様化していったものがパフェです。
チョコレートパフェ、フルーツパフェなどの代表的なものから、その土地の特産物を使った個性的なパフェまで、種類はバリエーション豊かです。
「サンデー」の意味
サンデー(Sundae)とは、アメリカを発祥とするスイーツです。
教会に礼拝に行く安息日である日曜日に贅沢なパフェを食べることに宗教的な罪悪感を抱いた米国の人が、パフェを簡素で素朴な形式にして日曜日限定で売り出したのが始まりです。
当時サンデーは、主に教会の近くにある公園などで購入することができました。
現在のパフェとサンデー
フランスとアメリカ、別々の国に生まれたパフェとサンデーですが、現在の日本において両者の違いはほぼないといってよいでしょう。
パフェやサンデーをメニューに載せているカフェやレストランのほとんども、作り方や材料よりも響きやイメージを重視して名称を使っています。
ただアメリカでは、土台がアイスクリームのみでコーンフレークが用いられていないものをサンデーと呼ぶ地域もあります。
パフェとサンデーの歩んできた道に思いをはせて…
ファミレスやカフェのメニューを開くと、必ずと言っていいほどデザート欄に並んでいるパフェとサンデー。
華やかなフランス菓子をもととし、地域や時代性により少しだけ違う特徴を持つ時期もありましたが、今は再び同じ形に戻ったのでした。
今度注文することがあったら、それらの歴史を少しだけ思い出してみると一層味わい深く楽しめるのではないでしょうか。