憚りは「支障があること、遠慮して恐れながらと言うこと」「支障」と言い換えると分かりやすい。

遠慮は「慎み深いこと」。

「慎み」と言い換えると分かりやすい。

「憚り」は支障があること、遠慮することですが、「遠慮して言うが実は~ものだ」と自慢げに言う場合にも使います。

「遠慮」は慎み行わないことです。

相手に気を遣い、行なうべきことも差し控えてしまうことです。

「憚り」は「支障・遠慮」のこと

「憚り」は支障があると考えられる場合に、遠慮をして行わないことです。

「周囲に支障があるので憚った」「憚りながら申し上げます」「憚りながらこう見えても~なのだ」「憚りはどこですか」「憚りとは手洗いのことらしい」「ここでは憚る話なので場所を変えましょう」「病気のことをしつこく聞くことは憚りがあることだ」などと使います。

「遠慮」は慎みのこと

「遠慮」は慎み深いことで差し控えることでもあります。

「遅くなりましたので、そろそろ遠慮を致します」「遠慮なくお話下さい」「少しは遠慮したらどうだ」「ここから先はご遠慮下さい」「深謀遠慮な人」「ここでは遠慮は禁物」「今回は遠慮致します」などと使い、「退参・断り・考慮深い・慎み」など場合によりさまざまな意味合いを持つ言葉です。

「憚り」と「遠慮」は共通性のある言葉

「憚り」は相手に対して「遠慮」する気持ちがあります。

「憚りながら申し上げますが」と使いますから、相手に対して少し引いた立場になります。

また「憚り」は支障があるという意味にも使います。

これを行なえば支障が出るという場合に使い、行わないことです。

また、手洗い・トイレのことを言います。

これも周囲に対する「遠慮」があるから「憚り」と言うのです。

「憚り」と「遠慮」とは

「憚り」は「支障があること・遠慮すること」を言います。

「憚りながら」とは「支障があるかもしれないが・遠慮する方が良いかも知れないが」などの意味を持ちます。

「憚りながら敢えて言ってしまうこと」は内容を強調しているのです。

「憚り」には「手洗い所・トイレ」の意味もあります。

「遠慮」は気遣いから差し控えてしまうことです。

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