サックリは「簡単に切ることが出来ること、率直なこと」。
「率直」と言い換えると分かりやすい。
ザックリは「大きなものを切ること、割れること、全体的に言うこと」。
「全体的」と言い換えると分かりやすい。
「サックリ・ザックリ」は非常に似た言葉で、日常的にも良く使います。
どちらも擬音語になり、ものを切る時の音や様子を表したものです。
「サックリ」は簡単に切ること
「サックリ」は「簡単に切ることが出来る」ことから転じて「細かい面倒なことを言わず、簡単に率直に言う」と言う意味になりました。
「ほうれん草などの葉物は力を入れずとも、サックリと切れる」「サックリ言うとこのようなことですか」「ではサックリ言いましょう」「サックリとした話で分かりやすかった」「サッリクは簡単なこと」などと使います。
「ザックリ」は切る擬音語
「ザックリ」も、ものを切る時の擬音語です。
「サックリ」よりは手ごたえがあります。
より大きなものを切る時の言葉になり、「キャベツをザックリ切った」「傷口がザックリ割れた」「スイカ割でスイカは棒でザックリと割れてしまった」と使いますが、「一括りでいうと」「全体的に言えば」などの意味にもなります。
「ザックリと言えばこうだ」などと使います。
「サックリ」も「ザックリ」も物を切る擬音語
「サックリ」と「ザックリ」は物を切る時の擬音です。
擬音としては「サクサク・ザクザク」がありますが、強調するために「ッ」が入り「サックリ・ザックリ」となったものです。
転じて「物事を簡単に話すこと」や「まとめて話すこと」を言うようになりました。
「サクサク、サックリと切れた」「ザクザク、ザックリと切る」などと使います。
「サックリ」と「ザックリ」とは
「サックリ」はものを、力を入れないのに簡単に切れる様子を擬音語にしたものです。
「ほうれん草をサックリと切った」と使い、転じて「物事を簡単に率直に言うこと」となりました。
「サックリ言うとこうなる」と使います。
「ザックリ」も、ものを切る様子を擬音化したものです。
ややかさばるものを切る様子、例えば「キャベツや白菜をザックリ切る」などと言います。
転じて、「まとめると、全体的に言うと」と言う意味になりました。