図らずもは「事前に予想できないこと」。
予想することが難しいことが起きたようなシーンで使っていく言葉と言えます。
本人としてそれなりにびっくりする感情が込められた言葉であると言えるでしょう。
思いがけずは「予期していない、期待はしていなかったにもかかわらずという意味のこと」。
つまり、事前に予想できない、予想する状況ではないという意味になるので、図らずもと意味は大して変わりません。
「図らずも」の意味
図らずもとは、事前に予想できないことです。
特定の出来事などが発生したときに、その出来事が事前に予想できないものであったシーンで使っていく言葉です。
本人の驚きの気持ちが含まれた言葉であると評価できるでしょう。
図らずもという言葉はそんなに頻繁に使うわけではないものの、たまに見聞きするものなので、しっかりと意味は理解しておきましょう。
「思いがけず」の意味
思いがけずとは、予期していない、期待はしていなかったにもかかわらずという意味のことです。
前者に関しては、図らずもと同じ意味と言えるはずです。
ただ、後者については思いがけずならではの意味と評価できると思われます。
単純に予想できなかっただけではなく、期待を全くしていなかったというケースでも使用できる言葉になります。
「図らずも」と「思いがけず」の用法や用例
「今朝起きたら図らずも雪が降っていた。
昨日の天気予報ではそんなことは言ってなかったから、まさかという状況だよ。
ちゃんと電車とか動いているのかな。」
「今年の活躍は完全に思いがけずという状況だろう。
まさかこの選手がここまで戦力になるとはね。
いい意味で驚きだったし、来年に関してもまた期待できるんじゃないかと思う。」
図らずもと思いがけずは同じ意味で使える
図らずもと思いがけずに関しては、どちらも予想できなかったという意味があります。
したがって、どちらも事前に予想できるわけがない、驚きの出来事が起きたシーンで使用する言葉と言えるでしょう。
でも、思いがけずには期待していなかったという意味も含まれるので、完全に両者が同じ意味であるわけではないため、そこは知っておきましょう。