悠々自適は「仕事をせず好きなことをして暮らすこと」「自由気まま」と言い換えると分かりやすい。
楽隠居は「定年で年金生活をしているお年寄りのこと」。
「気楽」と言い換えると分かりやすい。
悠々自適は何事にも束縛をされず、自分の気の向くまま好き勝手をして生活することです。
「楽隠居」も悠々自適なのですが、仕事を止めて社会から遠ざかることを言います。
「悠々自適」は気ままなこと
「悠々自適」は時間的にもゆとりをもって、経済的にも心配せずに好きなことを思い存分することです。
高齢になると、仕事も止め体も弱って来ますが、時間だけはあり余るほど有るのです。
何をすべきか、身分は悠々自適と言っても趣味の一つも無いと、毎日が地獄の様に思えます。
「やっと定年で自由の身になったが、悠々自適とはいかない」「高齢でも働ければ悠々自適よりは良い」などと使います。
「楽隠居」は年金生活のこと
「楽隠居」が出来るのは、年金生活になってから、特に働くこともない場合に出来ることです。
毎日悠々自適の生活が出来るということです。
何か好きな趣味を持っていれば時間は楽につぶせるのですが、無いと酒におぼれる生活になりそうです。
「あの人は若い頃一生懸命にまじめに働いていたから、楽隠居させてあげたい」と使います。
「悠々自適」と「楽隠居」は同じこと
「悠々自適」は「楽隠居」しているから出来ることです。
「楽隠居して悠々自適に過ごすことは、若い頃の夢であった」「実際に楽隠居になっても、悠々自適とはならなかった」「悠々自適で楽隠居になり、悠々自適の生活をしてみたがすぐに飽きた」している人は人生の張り合いがない」「楽隠居をして、悠々自適の生活をしたがすぐに嫌になってしまった」などと使います。
「悠々自適」と「楽隠居」とは
「悠々自適」は自由で何事にも束縛されない生活のことです。
好きなことを好きなだけ出来るのですから、傍目には羨ましいのですが、本人はそうでもないことがあります。
人生の張り合いがないと地獄となることもあります。
「楽隠居」も同じことで、社会から一歩引いた生活をすることです。
ただの隠居ではなく、経済的に困らないことが条件です。