「才能」と「才腕」の違い・意味と使い方・由来や例文

才能は「生まれつき備わった特別な能力のこと」。

その人ならではと言えるような、他人にはない優れた能力を指していますが、努力によって獲得したというよりは、生まれつき備わっているものを指すケースが多いです。

才腕は「物事をテキパキと処理することができる能力のこと」。

要するに仕事ができるといった意味になるので、才能とはちょっと違った意味になると言えるはずです。

「才能」の意味

才能とは、生まれつき備わった特別な能力のことです。

その人が生まれた時点で持っている能力と言えるものであり、自分の努力によって獲得したものではないという意味で使われます。

この才能という言葉については、いろいろなシーンでよく使われるため、見聞きしている人は非常に多いと思われます。

したがって、馴染みを感じやすい表現です。

才腕とは、物事をテキパキと処理することができる能力のことです。

こちらも能力に関して言及する言葉ではありますが、才能と比べると非常に具体的です。

また、才腕については生まれつきの能力とは言い難く、努力によって身に付けられる余地が大いにあるので、そこも違いと言えるでしょう。

ただ、才腕という言葉はかなりマイナーです。

「才能を持って生まれてきた人は、その時点で凡人とは頭の作りが違うということなのだろう。

努力によって獲得した能力ではないという点は、非常に羨ましいと感じるな。」

「才腕を持っている人は、それだけ仕事ができるということだ。

仕事ができれば、それだけ昇進して、給料が上がってという感じで、充実した人生を送りやすいんだろうな。」

才能と才腕については、似たような言葉に見えるかもしれませんが、意味が違っています。

才能は生まれつき備わった能力で、漠然とした意味ですが、才腕は物事をテキパキこなす能力なので、より具体的です。

また、才能は有名ですけど、才腕という言葉はあまり知られていません。

したがって、知名度の差という部分はかなり大きいです。