新卒は「大学などをその年に卒業する見込みのこと」。

主に就活で使われる概念で、卒業と同時に会社に入社することを前提とする概念です。

第二新卒は「大学などを卒業して数年以内の状態のこと」。

主に就活で使われる概念で、卒業してから数年以内は第二新卒として会社の採用試験を受けることができるという特権のようなものと言えます。

「新卒」の意味

新卒というのは、主に日本の就職活動で使われている概念になりますけど、卒業と同時に会社に入社する前提の人たちのことを指します。

大学4年生のときに内定をもらい、卒業したら入社するというプロセスを経ることが一般的であり、大学在学中という条件が、新卒のためには必要となっています。

卒業してしまうと新卒としては扱われないのです。

「第二新卒」の意味

第二新卒というのは、新卒ではないが、新卒に近い人たちを指す言葉となっています。

大学を卒業した後も数年以内であれば新卒と同じように扱うという意味合いで、第二新卒という言葉ができました。

第二新卒として採用活動を行っている企業も一部ありますが、新卒限定になっているところもあるので、確実に広まっているとは言い難いです。

「新卒」と「第二新卒」の用法や用例

「新卒カードを持っているうちに就活で内定を決めたい。

したがって、大学を卒業しないうちに就活を終わらせることが目標だ。

内定を得て、卒業して、そのまま入社して仕事をしたいと思う。

「大学を卒業してしまったが、まだ第二新卒として就活ができる。

中途採用で受けるよりは、正社員経験がない自分にとっては確率が高いだろう。

第二新卒の方が新しい概念

新卒という言葉の方がより昔から存在していました。

その後、第二新卒という概念が登場したのですが、新卒のうちに就職をしないと一気に不利になる状況が存在し、そのために新卒カードを守るためにわざと留年をする学生が多く登場するなどの問題が起き、第二新卒という卒業しても新卒に近い扱いが受けられる概念が生まれたのです。

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