学部は「日本の大学において、各学生が所属する学ぶ範囲のジャンル分けのこと」。

大学生が専門的にどんな範囲について学んでいるのか?を区別した概念のことです。

学科は「学部をさらに細分化させた概念のこと」。

学部自体が学ぶ範囲のジャンル分けのことですが、それをさらに細かく分けたのが学科であり、学科は学部に最低1つはあるのが原則です。

「学部」の意味

学部とは、大学においてそれぞれの学生がどんなことを学ぶのか?に関してジャンルを分けた概念のことです。

文学部、法学部、経済学部などが代表的ですが、それぞれ文学、法学、経済学を学ぶ学生であるということが一目で分かります。

学部の数というのは大学ごとに異なっており、1つしかないケースもありますが、10以上あるような大規模な大学も存在するのです。

「学科」の意味

学科とは、学部によって細分化された学生の学ぶ範囲に関して、さらに細分化させたものを言います。

例えば、法学部では法律学科や政治学科が存在するケースがありますけど、法律学科は現在存在する法律について細かく学ぶものの、政治学科は現在存在する法律ができるまでの過程やなぜできたのか?の存在意義など政治の面から学びます。

同じ法学部でも学ぶ範囲が異なっていることが学科を見ると分かるのです。

「学部」と「学科」の用法や用例

「大学受験をするにあたっては、法律に関して興味があるから法学部を選ぼうと思う。

大学は選んだ学部に寄って勉強する範囲が決まってしまうから慎重にならないといけないよね。」

「法学部に興味があるんだけど、学科はどうしようかな?法律学科と政治学科があるらしいけど、それぞれで勉強する内容が違うから、どっちが自分にとって興味が持てる内容なのか?そこを調べないといけない。」

学部と学科によって学ぶ範囲が決まる

学部が決まれば学ぶことのある程度の範囲は想像できます。

しかし、学科が決まることでその想像はより具体的になりますから、学科は大学に置いて学ぶ範囲のジャンル分けにおいて非常に大きな役割を担っているのです。

特に理系の学部や文学部などは学科がかなり多いことも珍しくないので、学部が決まっても学科で悩む人が多く出ることになります。

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