非常食は「非常時のためにあらかじめ家の中などに保管されている食事のこと」。
一般的には調理の必要がなく、すぐにでも食べることができるものが多いです。
保存食は「常温のまま置いておいても、長期間持つ食品のこと」。
特別な保管の仕方をしなくても、長期間食べることが可能な状態を維持できるわけです。
災害に備えて長期間保管する非常食と同じような役割を担っています。
「非常食」の意味
非常食とは、非常時のためにあらかじめ家の中などに保管されている食事のことです。
何らかの災害が発生したときなど、非日常的な状況で食べることが予想されるものに対して使っていきます。
すぐにでも食べることができ、長期間保存可能なものが非常食と言われるケースが多いです。
したがって、非常食は日常的には全く食べません。
「保存食」の意味
保存食とは、常温のまま置いておいても、長期間持つ食品のことです。
非常食と同じように長期間保存可能なものをそう呼ぶことが多いですけど、保存食に関しては日常的に食べていくことが多いです。
したがって、保存食は非常食とは違い、普通の食事という扱いになります。
ただ、割と簡単に食べることができるようなものも含まれているのです。
「非常食」と「保存食」の用法や用例
「いつ大きな地震が来るか分からない。
だから、災害の備えはしっかりとしておく必要があるだろう。
特に重要なのは食事で、非常食をきちんと備えておいた方がいいだろうな。」
「保存食があると、長い期間とっておけるから便利よね。
すぐに食べる必要がなく、少しずつ食べていけばいいわけだから。
そういう利便性が大きな特徴と言える。」
非常食と保存食は似たような要素を持っている
非常食と保存食は基本的にはどちらも長期間持つ食事という意味の言葉です。
しかし、非常食は非常時しか食べないのに対して、保存食は日常的に食べていくので、そこに違いがあります。
割と似た特徴を持っている言葉なので、両者を明確に区別することはおよそ不可能であり、災害時か、日常かの部分で使い分けることになります。