よみがなは「主に人名の正しい読み方を示すもの」。
人名に関しては、世間一般の常識とは異なる読み方をするケースが割と存在し、読み方を知っている人以外は全く読めないケースもあり得ます。
そんなときに使うのがよみがなです。
ふりがなは「一般的に言葉の読み方を示すもの」。
難しい読み方をするケースを中心に、漢字の読み方を示したものがふりがなです。
「よみがな」の意味
よみがなとは、主に人名の正しい読み方を示すもののことです。
人の名前は非常に自由に読ませることが可能であり、特定の漢字の常識的な読み方を超えたケースがあります。
そんなときでも誰もが正しく読めるように、読み方を示すものがよみがなです。
例えば、履歴書などで自分の名前を書く欄には同時に読み方をひらがなやカタカナで記入するケースがありますが、これはよみがなに当たります。
「ふりがな」の意味
ふりがなとは、一般的に言葉の読み方を示すものです。
人名以外で使われることが多く、日常生活で見聞きする言葉のうち、特にその読み方が難しいと思われるものに対して使っていきます。
目的はよみがなと同じで正しく読ませるというものですけど、ふりがなは基本的に人名に対しては使わないので、そこに大きな違いがあると言えます。
「よみがな」と「ふりがな」の用法や用例
「履歴書に名前を書くときにはちゃんとよみがなの欄があって助かる。
俺の名前はいつも読み間違えられるからな。
そのたびに訂正するのが大変なんだよ。」
「この本は全体的に難しい言葉が使われている。
普段の生活では目にしないような言葉が多く載っているのだが、ふりがながあるとから一応読めている。
しかし、意味が分からない場合もあるからな。」
よみがなとふりがなは使う対象が異なる
よみがなとふりがなはともに特定の漢字の読み方を示すものであり、同じような意味なのではないかと思っている人も多いはずです。
しかし、それぞれは使う場面に違いがあり、使われる対象が異なっている状況なのです。
よみがなは主に人名に対して使われ、ふりがなは人名以外であればいろいろなケースで使うことが可能となっています。