ナベヅルは「冬に日本に越冬のため飛来するツルのこと」。

「大量飛来ツル」と言い換えると分かりやすい。

マナヅルは「冬に日本で越冬するツルのこと」。

「赤顔ツル」と言い換えると分かりやすい。

「ナベヅル」は日本の鹿児島に越冬するため大量に飛来することで有名です。

また、「マナヅル」も「ナベヅル」と同じく鹿児島の出水地区に飛来することで、出水地区は越冬地として世界的にも有名になっています。

「ナベヅル」は100センチぐらいのツル

「ナベヅル」は体長が100センチぐらいのツルで極東ロシアアムール地方に生息しています。

秋から冬に掛けて、鹿児島の出水地域の越冬地に大量に飛来し3月頃まで滞在します。

出水地域に飛来するものは全生息数8~9割と言われています。

その他は、西日本や韓国南部、中国揚子江などに飛来します。

首は白、目の上と体は濃い灰色をしています。

「マナヅル」は130センチぐらいのツル

「マナヅル」は「ナベヅル」より一回り大きいツルです。

同じく生息域はアムール川付近が多く、鹿児島の出水地域に越冬のため飛来することも同じなのです。

英語名は「ホワイトネイプドクレーン」と言い、全体は白っぽく、灰色の胴体をして目の周りは赤くその周りは黒くなっています。

2月には「ナベヅル」より先に北へ帰っていきます。

「ナベヅル」と「マナヅル」は非常に似たツル

「ナベヅル」も「マナヅル」も生息地がほぼ同じで、越冬地も同じになり体形も似通っています。

「マナヅル」の方がやや大きいこと、黒っぽく見えることなどで区別します。

日本での越冬期間は「ナベヅル」の方がやや長くなります。

なお、日本ではどちらも絶滅危惧二類に指定されています。

また、「鹿児島県のツル及び渡来地」は特別記念物にもなっています。

「ナベヅル」と「マナヅル」とは

「ナベヅル」はロシアアムール川以北の地域に生息していて、11月頃から冬に掛けて鹿児島県の出水地域に越冬のために大量に飛来します。

体長は100センチぐらいで胴の部分が濃い灰色なのが特徴です。

「マナヅル」も「ナベヅル」と生息地は同じで、鹿児島県の出水地域に飛来することも同じです。

体格は「ナベヅル」よりやや大型になり、胴は灰色で目の周りが赤になっています。

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