社交辞令は「挨拶の際に相手を必要以上に誉めること。」
「誉める」と言い換えると分かりやすい。
お愛想は「相手へのおもてなしのこと」。
「おもてなし」と言い換えると分かりやすい。
社交辞令は目上の人か対等の人にするものです。
お愛想は訪れた人へのおもてなしのことです。
転じて飲食店での勘定支払い催促のことも言います。
「社交辞令」は大人の挨拶です。
「社交辞令」は子供ではしないもので、もっぱら大人同士の挨拶で取り交わされるものです。
必要以上に相手のことをほめることで、相手の機嫌を取り良い気持ちにさせる手段です。
「いつもお綺麗ですね」「センスの良いお洋服ですね」「いつまでも若くてよろしいですね」などを言いますが、本心からのこともありますが、大概は誇張したことで必要以上の誉め言葉になります。
「お愛想」は勘定のことです。
「お愛想」は「愛想」と使う場合は相手への好意・親しみなどですが、「おもてなし」のことも言います。
「なんの愛想もなしで申し訳ありません」「愛想も素っ気もない人だ」「愛想代わりに顔だけ出しておこう」などと言います。
「お愛想」と「お」が付くと飲食店での勘定を催促する言葉になります。
「お愛想お願いします」と使います。
「社交辞令」は「お愛想」の要素を含んでいます。
「社交辞令」は相手への「愛想」とも取れます。
言葉でのもてなしと言えるものですが、「また、近くにきましたら寄ってください」と言う場合は、本心ではありません。
「もう来ないでください」と言っているのです。
「社交辞令」は本心とは反対のことを言う場合があるので注意が入り、真に受けると小馬鹿にされそうです。
表面上の「お愛想」なので、本当に受け取ることは出来ないものです。
「社交辞令」と「お愛想」とは。
「社交辞令」は目上か対等の人との挨拶で、本心にもない必要以上の誉め言葉になります。
反対の意味も多く、注意が入り真に受けない方が無難です。
すぐに「とんでもない」と否定することが肝心で、相手もそれ以上は言いません。
「お愛想」は「愛想」と言うもてなしを意味するものに「お」が付いたもので、飲食店で「客に愛想をする=勘定をする」と言う意味なため「お」が付いているのです。