馴れ合いは「利害関係者がお互いに親しくなり、何かを決めることや利用しあうこと。」
「談合」と言い換えると分かりやすい。
もたれ合いは「お互いに依存し合うこと」。
「依存」と言い換えると分かりやすい。
「馴れ合い」も「もたれ合い」もお互いに競い合い・牽制し合うという関係が無いために、第三者から見ると不適切・不合理な関係と映ります。
「馴れ合い」は男女の間のことも言います。
「馴れ合い」はもともと男女が親しくなり、情を交わすことを言います。
転じて、「示し合わせること、共謀すること」などの否定的な言葉になりました。
談合をすることも「馴れ合い」の一例です。
会社で、気の合う仲間がクループを作ることは良いのですが、一部に権限のある人が入っているとゴマすり・馴れ合い集団となり、意思決定が不明朗になりかねません。
「もたれ合い」は相互依存の関係です。
「もたれ合い」は依存関係ですから、一種の閉鎖社会となります。
そうなると結束が固くなり、排他的・互助的・腐敗的と言う悪い印象の言葉になるのです。
「もたれ合い」も「馴れ合い」の結果と言えます。
何かの決定をする場合でも、そのような関係にあるものを暗に優先することや価格を勝手に決めることになり、不公平・不明朗なことになります。
「馴れ合い」と「もたれ合い」は同じ関係になります。
「馴れ合い」と「もたれ合い」は言葉が違いますが、馴れ合いの「示し合い・共謀」はもたれ合いの「依存」にもつながり、「お互いの利益のため」と言うことになるのです。
例えば談合では業者が仕事を分け合うという依存関係を保つために、共謀して価格の調整をすることです。
役人が入札価格を漏らす官民談合もお互いに依存関係が伺えます。
「馴れ合い」と「もたれ合い」とは。
「馴れ合い」はお互いに親しくなる意味ですが、「グルになる・共謀する」などの悪い意味に使われています。
「もたれ合い」は「依存」と言うことですが、「馴れ合い」と同じような意味になりやはりネガティブな言葉になります。
「馴れ合い」は「腐れ縁」が「もたれ合い」は「持ちつ持たれつ」がピツタリの言葉になりそうです。