腐れ縁は「切っても切れない男女の関係のこと」。

「くさり縁」と言い換えると分かりやすい。

悪縁は「悪いことが起きやすい関係のこと」。

「悪友縁」。

と言い換えると分かりやすい。

腐れ縁は「くさり縁」のことです。

くさりの様に切りたくても簡単には切れない縁のことです。

「くさり縁」が「腐り縁」に、さらに「腐れ縁」となったものと考えられています。

「腐れ縁」の「腐れ」は「くさり」のことでした。

「腐れ縁」とは変な言葉に聞こえますが、「くさり縁」と分かれば納得の言葉になります。

くさりは「切っても切れない」イメージがあるものですから、男女の仲にピッタリの言葉になるのです。

現代でも離婚に至る長い訴訟などは、まさに「くさり」と言えます。

今思い立ち、明日には切れてしまうものではありませんから、男女の仲は難しいのです。

男の未練という厄介なものもあとを引きますから、簡単には縁が切れない「腐れ縁」が多いのでしょう。

「悪縁」は悪しき因縁によるものです。

「悪縁」は悪友・ドメスティックバイオレンス・極端な亭主関白など、今すぐにでも絶ちたい縁のことを言います。

若いころは悪友との付き合いがあるものですが、結婚すれば自然に遠ざかるものになるでしょう。

しかし、家庭内暴力は後を絶たず、夫による妻や子供に対する虐待は「悪縁」そのものになります。

「悪縁」の反対は「良縁」になり、「良縁」を求めて結婚相手には慎重にならざるを得ないのです。

悪しき因縁というより他はありません。

「腐れ縁」も「悪縁」と言えます。

「腐れ縁」は出来たら切りたい縁になりますから、「悪縁」と言えるかも知れません。

縁切りの神社を尋ねても、どうにもなるものではなく本人の自覚で決断するより他はありません。

切れないと思われる「くさり=悪縁」も、本人次第というわけです。

例えば「夫には嫌気がさしているので別れたいと思っているが別れられない」とは子供のことが固い絆になり、手かせ足かせになっているからです。

「悪縁」は夫の方で子供は半分が良縁なのですから、夫との「腐れ縁」は断ち切ることです。

「腐れ縁」と「悪縁」とは。

「腐れ縁」は「くさり縁」のことで、切ることが難しい「くさり」に男女の仲を例えたものです。

「悪縁」は悪友や家庭内暴力・虐待などが主なもので、「悪しき因縁」により導かれた関係と言えます。

仏教では「縁は因縁のことで前世から繋がっているもの」という考えがありますから、「腐れ縁」も「悪縁」も前世の因縁と言えるのかも知れません。

これらと決別することは縁切りの神社に頼むことではなく、自覚をすることが大事なのです。

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