千島列島は「カムチャツカ半島から北海道に伸びる列島のこと」。

「小弧状列島」と言い換えると分かりやすい。

アリューシャン列島は「アラスカからカムチャツカ半島に伸びる列島のこと」。

「大弧状列島」と言い換えると分かりやすい。

「千島列島」と「アリューシャン列島」は北太平洋に位置して、共に弧状の形をしています。

列島の南に沿って海溝が伸びていることも共通したことです。

「千島列島」は小弧状列島

「千島列島」は小型の弧状をした列島です。

太平洋プレートが北アメリカプレートに沈み込む場所に形勢されています。

ですから、列島の南には千島海溝と言う深い海溝が沿うように横たわっています。

ロシアのカムチャツカ半島から日本の北海道に至る列島で、帰属はロシアですが、日本の領土もあります。

現在も北方四島の領土紛争が続いています。

「アリューシャン列島」は大弧状列島

「アリューシャン列島」は大弧状列島になります。

アメリカのアラスカ半島から伸びた列島はロシアのカムチャツカ半島に至るのです。

「千島列島」と同様に太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈みこんでいる場所になり、アリューシャン海溝が南に存在し、領土の帰属はアメリカになります。

ウニマク島には列島最高峰のシシャルディン山があり見事なコニーデ型をした活火山です。

「千島列島」も「アリューシャン列島」も地震の巣

「千島列島」と「アリューシャン列島」の島々には活火山があります。

それぞれは独立している様に見えますが、例えば大弧状列島の形から「アリューシャン列島」は巨大カルデラの淵に出来た火山群と言う説があります。

また、海溝があるため、どちらの列島も地震が頻発する場所でもあり、巨大地震が過去何回も発生している地震の巣なのです。

「千島列島」と「アリューシャン列島」とは

「千島列島」も「アリューシャン列島」も太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈みこむ場所に存在しています。

列島には数多くの活火山があり、南側には列島に添うように深い海溝があるため、巨大地震が過去何回も発生しています。

「アリューシャン列島」はアメリカに、「千島列島」はロシアに帰属していますが、日本が北方四島の領有権を主張しています。

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