低俗は「下品であること、趣味が悪いこと」。
下品であるという意味に加えて、趣味が悪いという意味もあるため、かなり否定的な意味を持った言葉と言えるでしょう。
卑俗は「下品であること、卑しいこと」。
下品であるという点は低俗と共通していますが、卑しいに関しても下品にかなり近い意味なので、そういう意味では品がないという意味の言葉と評価できるでしょう。
「低俗」の意味
低俗とは、下品であること、趣味が悪いことです。
下品であること、趣味が悪いと言えるような言動に対して使われやすい言葉と言えるでしょう。
人から忌み嫌われるような言動をしたときに使われることが多いと言えます。
したがって、基本的には悪口に相当する言葉なので、実際に使用していく際には注意をした方が良いでしょう。
「卑俗」の意味
卑俗とは、下品であること、卑しいことです。
低俗と同じような意味であり、要するに品がない状況を指しています。
だから、低俗と同じような場面で使用していくことになるでしょう。
卑俗に関しても同じように悪口と言える言葉になるため、相手を傷つける可能性が高いでしょうから、使用する際には注意を要すると言えるはずです。
「低俗」と「卑俗」の用法や用例
「人の話を盗み聞きする人がたまにいるが、何とも低俗な行為に思えてくるんだよね。
趣味が悪いという言い方もできそうで、個人的には好きになれない。」
「欲望を惜しみなく出すような、露わにするような人がたまにいるが、そういった人はどうも卑俗な感覚を覚えてしまうんだよな。
あまりいい気分はしないから、ネガティブな印象を抱いてしまう。」
低俗と卑俗はほぼ同じ意味の言葉
低俗と卑俗については、細かい部分で意味は異なっていますが、大雑把に言えば同じ意味の言葉と評価できるでしょう。
違いを説明することはできるものの、区別ができるとまではいかないでしょう。
したがって、特定の場面において低俗と卑俗のどちらを使うべきか？に関しての判断はかなり難しいと言え、どうしても主観的な使い分けになりがちです。
