ネパールは「ヒマラヤの麓にある内陸国のこと」。

「多民族山岳国家」と言い換えると分かりやすい。

ブータンは「ヒマラヤの麓にある内陸国のこと」。

「立憲君主山岳国家」と言い換えると分かりやすい。

ネパールとブータンは、世界の屋根ヒマラヤの麓に位置する山岳国家と言う点では共通しています。

しかし、その歴史・文化・国家体制・民族などは全く異なります。

「ネパール」は多民族・多言語の国

「ネパール」は南をインド、北を中国のチベットに挟まれた小さな山岳国家です。
しかし、住んでいる人種は多様で言語も様々になります。

農業国でヒマラヤ観光も盛んな発展途上国で、首都はカトマンズ、人口は約3,000万人もいます。

国家統一の後、中国やイギリスの支配に合いイギリスから独立をしています。

文化・宗教的にはインドの影響を受けてきたと思われます。

「ブータン」は王国

「ブータン」は立憲君主の国で王族が居る国です。
そのため日本とも交流があり、親しみのある国です。

国旗は独特の三角形が二つ繋がった形をしていて、世界でも例がありません。

民族はチベット系とネパール系が大半を占めていて、言語はネパール語を中心にソンカ語・ツァンラカ語となります。

ワンチェク国王提唱の「幸せの指標」により世界一幸せな国を目指しています。

「ネパール」「ブータン」の語源は何。

「ネパール」はサンスクリット語に由来する説があり「ニパアラヤ=山麓の住まい」と言う意味から、またはチベット語の「ニアンパル=神聖な土地」が訛ったものからなど言われています。

「ブータン」はサンスクリット語で「ブーウタン=高地」を意味する言葉から、または「ボットアンタ=チベットの端」と言われています。

両国ともインドや中国の影響が強く感じられる国名です。

山岳国家「ネパール」「ブータン」

「ネパール」はヒマラヤの麓にある多民族・多言語・多宗教の国で、中国やイギリスの支配を受けました。

ヒマラヤへの入り口として観光が盛んです。

「ブータン」は王国で、「幸福度」で有名な国で、民族もチベットやネパール系が大半です。

両国は山岳国家としての共通性がありますが、歴史・文化・人種など全く異なりますが、インドや中国の影響を受けてきました。

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