タラタラは「水など液体が少しずつ滴る様子のこと。」
「滴り」と言い換えると分かりやすい。
ダラダラは「水などの液体が多めに流れ落ちる様子のこと」。
「出血」と言い換えると分かりやすい。
タラタラ・ダラダラは液体の流れ落ちる様子を言いますが、転じて「絶え間なく」と言う意味から文句を言うことや態度・坂道などの様子を言う様になりました。
「タラタラ」は「文句タラタラ」と使います。
「タラタラ」は水などが水滴に近い状態で少しずつ流れ落ちる様子を表した言葉ですが、転じて「際限なく続く」と言う意味合いから「文句をタラタラ言って煩わしい」「いつも文句タラタラで仕事をするのはやめてください」と使います。
「文句タラタラ」は水が少しずつ滴り落ちる様子から「長々と不満を小出しに言うこと」です。
「ダラダラ」は「ダラダラした態度」と使います。
「ダラダラ」は「タラタラ」よりは流れ出す量が多い状態のことを言います。
「ダラダラと水が流れ落ちている」「怪我が深手なのか血が腕からダラダラと出ている」転じて「ダラダラとした態度はみっともないから止めなさい」「その先のダラダラ坂を上がると海が見えます」と使います。
この場合、「ダラダラ」は締まりのない、緩慢なと言う意味になります。
「タラタラ」より「ダラダラ」の方が重い。
「タラタラ」と言う軽い感じより「ダラダラ」の方が重い感じがしてしまいます。
水などの流れる様子ではそのように言えても、他の言い方はそれぞれ使い方が定まっているようです。
「文句タラタラ」はあっても「文句ダラダラ」はなく、「ダラダラした態度」はあっても「タラタラした態度」はなく、「ダラダラ坂」はあっても「タラタラ坂」はないのです。
「タラタラ」「ダラダラ」
「タラタラ」は水などが水滴に近い状態で流れ落ちる様子の事で、転じて「文句タラタラ」と言う言葉になります。
「ダラダラ」は水などの量が少し多めになった状態のことで、転じて「ダラダラした態度」「ダラダラ坂」と言う様になりました。
どちらにしても「絶え間なく」「締まりのない」「緩慢な」と言う意味合いから取られているものです。