強含みは「相場の雰囲気が上昇に傾いていること」。
「上昇傾向」と言い換えると分かりやすい。
弱含みは「相場の雰囲気が下降に傾いていること」。
「下降傾向」と言うと分かりやすい。
これらの言葉は株式相場で主に使われる用語ですが、強気相場と弱気相場のことをそのように曖昧な表現で表しています。
大体は当たるのですが、突発事件では急変します。
「強含み」は強気相場のこと
「強含み」になる場合は、さまざまな指標が良化を示すこと、要人発言が予想に反していないこと、お金が市場に流入していることなどを踏まえて、株式相場が上昇するのではないかと予想する状態のことです。
例えば「今日は相場が強含みのようだから、少し株を買ってみよう」「強含みに推移していた相場は要人の発言がハプニングであったため急落してしまった」と使います。
「弱含み」は弱気相場のこと
「弱含み」は反対に様々な指標が予想に反して下降傾向にあること、要人発言が期待に添わなかったこと、お金が他のものに流れていることなどを踏まえて予想する際に使う言葉です。
例えば「今日は相場が弱含みのようだから、買うのを控えて様子をみよう」「弱含みの雰囲気は要人発言をきっかけに上昇に転じた」などと使います。
「強含み」「弱含み」はスパンにより使い分するもの
スパンは時間の区切りのことで、例えば一時間、一日、一週間、一か月、一年などの区分で考えた場合、相場が「強含み」なのか「弱含み」なのかは異なることがあります。
短いスパンでは「強含み」と言えても長いスパンでは「弱含み」になる傾向があることもあり得ます。
普通はその日の相場がどうなるのかに関心が集中しますから、短いスパンで考えることになります。
「強含み」と「弱含み」
「強含み」は相場の方向が上昇傾向にあることです。
「弱含み」は反対に下降傾向にあることになります。
あくまでも指標や要人発言など諸般の事情を考慮して判断されるもので、確定的なものではありません。
何かのハプニングが起こればたちまち相場は急変してしまいます。
良い例が「バブルがはじけた時」はお金の総量規制が引き金になっています。