顔負けは「相手に圧倒されたことで、きまりが悪い状況であること」。

通常は相手に圧倒されるとは思えない場面で使うことが多い言葉になります。

だからこそ、実際に相手に圧倒されることで、きまりが悪くなってしまうのです。

お株を奪うは「ある人が得意としていることに関して、別の人が上手くやれる状況であること」。

つまり、その人の自慢できる部分に関して、別の人も持っていたということで、きまりが悪い状況とも評価できます。

「顔負け」の意味

顔負けとは、相手に圧倒されたことで、きまりが悪い状況であることです。

相手に圧倒されてしまうと、自分の評判に影響する可能性があるので、きまりが悪い状態になると言えるでしょう。

そういう場面で使う言葉です。

たいていは格下と思われる相手に負けたとか、そういうケースで使うことになるはずなので、そこを覚えておくといいです。

「お株を奪う」の意味

お株を奪うとは、ある人が得意としていることに関して、別の人が上手くやれる状況であることです。

特定の人にとって、自分にしかできないと思われていたことについて、実は他にもできる人がいたということで、自慢のような行為がしづらくなってしまったケースで使います。

こちらもきまりが悪い状況になっているので、顔負けと意味は特に変わらないでしょう。

「顔負け」と「お株を奪う」の用法や用例

「少年があれだけのプレーを見せつけると、さすがにプロも顔負けだな。

プロ選手ならではのすごさが大分かすんでしまったような状況であると言えるだろう。」

「パソコンのことに関してはあの人以外考えられなかったけど、今年入ってきた新入社員にもかなり詳しい人がいるみたいね。

そういう意味では、お株を奪ったような感じだな。」

顔負けとお株を奪うは意味が似ている

顔負けとお株を奪うについては意味はそれなりに似ていると評価できるでしょう。

どちらもきまりが悪いと言えるような場面で使います。

したがって、状況としてはそれなりに似ていると評価できるはずです。

両者は意味の違いはそんなにありませんし、使用頻度も大して変わらないと思われるので、区別しづらい言葉になると評価できます。

おすすめの記事