強敵は「戦うのに苦労する敵のこと」。
倒せないことはないが、倒すまでにはかなり苦労を強いられる状況があるようなときに使う言葉と言えます。
難敵は「倒すことが非常に難しい敵のこと」。
倒せる保証もない相手であり、倒せたとしても大きな苦労は確実に発生すると言える状況です。
強敵よりもさらに強い敵という評価が可能でしょう。
「強敵」の意味
強敵とは、戦うのに苦労する敵のことです。
倒せる相手ではあるものの、倒すまでに少なからず苦労を強いられる状況がある相手に対して使います。
自分と実力が近い状況で使うことが多いため、ある程度白熱した戦いになることが多いのです。
だから、強敵と言える相手と戦うときには手ごわさを存分に感じられる状況となるでしょう。
「難敵」の意味
難敵とは、倒すことが非常に難しい敵のことです。
強敵よりもさらに強い相手に対して使う言葉と言えます。
実力的には、自分と比べて相手の方が明らかに上と言えるシーンで使うことが多いです。
したがって、倒せる保証はなく、負ける可能性も普通に高い状況です。
苦労するのは当然ですが、一方的にやられてしまう可能性も普通にあるでしょう。
「強敵」と「難敵」の用法や用例
「今日の剣道の試合の相手は俺にとっては明らかに強敵だ。
勝てるとは限らないが、一生懸命頑張れば勝てる可能性は大いにあるだろう。
真剣に臨んでいきたいと思う。」
「今日の剣道の試合の相手は俺にとっては明らかに難敵だ。
今まで1度も勝ったことないし、現状の実力ではとても倒せる相手じゃないだろう。
いい経験ができると思って頑張りたいが。」
強敵と難敵の違いは程度
強敵と難敵はどちらも自分にとって非常に手ごわい相手を指しています。
ただ、基本的に強敵よりも難敵の方がより強い状況と言えるため、そこに両者の違いがあるのです。
ただ、強敵と難敵を分ける明確な基準はありませんから、この2つの言葉の使い分けはかなり主観的と言え、厳密に区別することはかなり厳しいと評価できるはずです。