脳梗塞は「脳の血管が詰まりその先の組織が壊死する病気のこと」。
「脳卒中」と言い換えると分かりやすい。
脳出血は「脳の血管が破れ周囲の組織が壊死する病気のこと」。
「脳溢血」と言うと分かりやすい。
脳梗塞も脳出血も「脳卒中」と言われていて、がん・心筋梗塞と並ぶ3大疾患の一つです。
程度により重い後遺症が残ることが特徴です。
「脳梗塞」は手足が動かなくなります。
「脳梗塞」を発症すると急に手と足が麻痺して、動かなくなることが起きます。
前触れ現象として様々なことが言われていますが、麻痺が起きたならば、すぐに救急搬送しなければなりません。
特効薬は2時間以内でないと効かないと言われていますから、とにかくMRIをすぐに受け、診断をしてから適切に処置をしてもらいます。
時間との勝負なのです。
「脳出血」は命取りの場合があります。
「脳出血」は「脳溢血」のことで、脳内の血管が突然破れ脳組織にダメージを与える病気で、程度により命に係わる重大な病気の一つです。
「脳梗塞」と同じでまずMRIが必要です。
「脳出血」には「クモ膜下出血」があり、もっと重篤なものになります。
頭痛や麻痺・言語障害などを引き起こし、また後遺症が残ることが多いことは「脳梗塞」と同じです。
「脳梗塞「脳出血」は後遺症が残ることがあります。
いわゆる「脳卒中」は様々な症状がありますが、最も怖いことは後遺症が残ることです。
後遺症は左か右半身が麻痺を起こすもので、急性期にはほとんど動かすことが出来ません。
回復期に入ると少しづつ動かすことが出来ますので、リハビリをしなければなりません。
しかし、ある程度動いても元の状態には戻れないのが普通です。
「脳卒中」
「脳梗塞」は脳内の血管が何等かの原因で詰まる病気です。
心臓や頸動脈などから血栓が脳内に入り詰まってしまうものです。
時間が早ければ特効薬が効きますが、麻痺の後遺症は避けられません。
「脳出血」は血管が破れるもので、原因としては高血圧・動脈硬化・糖尿病などがあります。
いずれも麻痺の後遺症が残ることが多く、リハビリが必須になります。