正式は「あらかじめ正しいと認められたやり方などのこと」。

簡略化していないという意味も含めて、正しいと認められている方法などのことです。

公式は「世の中的に正しいと思われているやり方のこと」。

絶対的に正しいと言えるか?は別として、世の中としてはそれが望ましいやり方だと考えているようなものに対して使います。

「正式」の意味

正式とは、それが絶対的に正しいと認められたやり方などを指しています。

簡略化しておらず、本来のやり方であるといった意味合いもあります。

世の中が認める、認めないにかかわらず、絶対的に正しいと言えるようなものに対して使う言葉ですから、正しいイメージがあるようなものにはあまり馴染まない言葉であるとも言えます。

「公式」の意味

公式とは、公において正しいと認められたやり方などを指しています。

世の中的にそういうやり方をして当然だと思われているようなものに対して使います。

ただ、公的な手続きを踏んだやり方という意味合いもあり、場合によっては正式に近い意味になる言葉なのですが、一般的な意味合いとしては世の中の感覚を基準にして決められたやり方というものになるのです。

「正式」と「公式」の用法や用例

「日本の憲法の正式名称は日本国憲法となっているんだ。

昔は大日本帝国憲法だったが、戦後に一新され、今の日本の国家体制や国家の義務を定めているんだよ。」

「アメリカ大統領が日本に来たときにはたいてい寿司とか、日本に馴染みが深いものを食べている印象がある。

これが大統領をもてなす公式のやり方になっているのかな?」

正式と公式の違いは分かりづらいと言える

正式と公式の違いというのは、なかなか明確なものとして説明するのが難しいです。

正しいものと絶対的に言えるものか?世の中の総意として正しいと言えるものか?という違いがあると言えるものの、絶対的に正しいのか?そうじゃないのか?の判断が難しいので、正式と公式という言葉については混同してしまう人が多くいるはずです。

おすすめの記事