不運は「運が悪いこと、運が悪いと感じる状況が起きていること」。
運という概念は説明が難しいですが、そういった運に見放されている状況を漠然と表現するときに不運という言葉を使います。
不遇は「能力などに見合った地位などに就いていないこと」。
現在の地位などに関して、納得できない状況において不遇という言葉を使っていくのです。
「不運」の意味
不運とは、運にめぐまれていないこと、運が悪いと感じる状況が起きている状況を指しています。
運という言葉に関して、まず詳しく説明することが難しいのですが、そういった運に見放されている状況をとりあえず表現したいときに使います。
人生においては、運と表現せざるを得ない問題があり、そういった部分において不運という感覚が生じてくるのです。
「不遇」の意味
不遇とは、実力などに見合った地位などに就いていない状況を指しています。
自分として納得いかないようなときに不遇という言葉を使うのです。
他人の自分に対する評価が間違っているという部分を含んでいます。
不遇に関しても、ある意味運が悪いと言える部分は存在しているものの、こちらの方がより具体的な意味と評価できます。
「不運」と「不遇」の用法や用例
「この前のテストは僕の苦手な分野しか出なかった。
得意分野が全く出ずに、散々な結果になってしまったよ。
本当に不運で、今回の点数はヤバイことになっていそうだ。」
「俺はこれだけ結果を出しているのに、今の地位っておかしくないか。
もっと上の地位にいてもいいと思うのだが。
現状が不遇すぎて、評価をする人間の見る目がないのではないかと思えてくるよ。」
不運と不遇はどちらも現状を嘆く意味の言葉である
不運と不遇に関しては、意味は多少違っていますけど、現状について嘆いているという部分は同じです。
ただ、不運は割と漠然とした意味であり、いろいろなシーンで使うことができますけど、不遇に関しては地位などが関係してくる場面で主に使うため、使用できるシーンはそれほど多くありません。
そこは区別するポイントになります。