「予感」は、何かが起こりそうだと前もって感じることです。

英語では「a foreboding」「a presentiment」「a hunch」「a premonition」で表されます。

「悪い予感」という意味の場合「a foreboding」を使います。

「彼の予感が当たった」は「His forebodings proved true.」「His forebodings came true.」です。

「直感」は、説明・証明を経ないで、物事の真相を心でただちに感じることです。

英語では「an intuition」で表されます。

「危険が近づいていることが直感で判った」は「Intuition told me that danger was approaching.」「I felt in my bones that danger was approaching.」

「第六感」は、理屈抜きに、物事の本質を直感的にとらえる心の働きです。

英語では「the sixth sense」で表されます。

「それが嘘だということは第六感で判った」は「I knew by intuition that it wasn’t true.」「I knew by may sixth sense told me that it wasn’t true.」です。

「予感」の意味

「予感」は、ある事象をあらかじめ暗示的に感じることです。

「虫の知らせ」と同じ意味です。

何かが起こりそうだと前もって感じることです。

また、その感じをいいます。

以下のように使います
いいことが起こりそうな予感がする
嫌な予感 地震を予感する 不吉な予感
嵐が来そうな予感がする 春の予感

<予の漢字>
字義は「大きい象の名前」「あらかじめ・まえもって」「たのしむ」「おこたる・なまける」「よろこぶ」「ためらう」「あずかる」
「易の卦(か)の名」「古代中国の九州の一つ」です。

旧字は「豫」です。

解字では、「象+予」で構成されます。

「予」の部分は「心身ともに伸びやかになる」を表します。

「象」はおっとりした動物のゾウの象形です。

これにより「伸びやかに楽しむ」を意味します。

転じて、「ゆとりをもらって備える」「あらかじめ」を意味します。

「直感」の意味

「直感」は、説明・証明を経ないで、物事の真相を心でただちに感じることです。

すぐさま感じることです。

推理・考察によらず、感覚によって物事の状況などを瞬時に感じとることです。

以下のように使います
危険を直感する 直感力 犯人だと直感した 直感が働く
問題に直感で答えた 直感的に知る

<感の漢字>
字義は「かんじる」「うごかす」「まどわす」「かんじ」です。

解字では、「心+咸」で構成されます。

「咸・かん」の部分は「大きな威圧の前に声を出し切る」を表します。

これにより「人の心が大きな刺激の前に動く」を意味します。

「第六感」の意味

「第六感」は、「人間の持っている五感以外の感覚」「六番目の感覚」という意味です。

理屈抜きに物事の本質を直感的にとらえる心の働きです。

超感覚的知覚(ESP)を含める場合があります。

「感」「インスピレーション」の類です。

以下のように使います
第六感が的中する 第六感でピンときた
第六感が働く

<関連語>
「虫の知らせ」は、何の根拠もなく、なんとなくそのような気がすることです。

予感がすることです。

根拠はないのに、良くないことが起こりそうだと感じることです。

「予感」は 何かが起こりそうだと前もって感じること、「直感」は 説明・証明を経ないで、物事の真相を心でただちに感じること、 「第六感」は、 理屈抜きに物事の本質を直感的にとらえる心の働きです。

「予感」「直感」「第六感」は、類語です。

「虫の知らせ」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「説明や証明などによらず、ある事を感じ取ること」です。

「予感」は、事が起きる前にあらかじめなんとなく感じることです。

「直感」は、説明や証明を持たないで直ちに物事の真相を心で感じ取ることです。

多くの場合、現に存在するものについていいます。

「第六感」は、身体に備わった五感以外の感覚とされます。

物事を直感する感覚のことです。

「虫の知らせ」は、なんとなくそのような気がすることです。

予感がすることです。

「虫の知らせで、父の死を感じた」のように使います。

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