金融資産は「現金、または現金と同等の価値を有すると思われる資産のこと」。
現金だけではなく、株式や投資信託などいろいろなものが含まれます。
実物資産は「モノそれ自体に金銭的価値が存在していると思われる資産のこと」。
モノ自体は現金ではないものの、それを売ることで確実に一定金額が手に入ると思われる場合に実物資産と呼んでいます。
「金融資産」の意味
金融資産とは、現金を含めて現金と同等の価値を有していると思われるものに対して使います。
現金のみならず、株式、債券、投資信託、生命保険、小切手などが該当します。
これらは現金そのものではありませんが、現金化しやすいという面があるため、金融資産として数えられます。
そして、金融資産に入る以上、いわゆる貯蓄にもカウントされるのです。
「実物資産」の意味
実物資産とは、金銭的価値を持った資産のことです。
金融資産と違って、具体的にいくらの価値があるかに関して、売ってみないと分からない面があるものの、一定の金銭的価値があると認められるモノに関しては、実物資産と評価できます。
代表的なのは家、車、貴金属などですが、売ればお金になるモノという意味では、実物資産の候補は無数に存在すると言えます。
「金融資産」と「実物資産」の用法や用例
「金融資産に関しては、現金以外もいろいろと持っているよ。
特に株式に関してはかなり多く所有していて、それ自体が投資にもなっているんだ。」
「僕は切手収集が趣味なんだけど、集めた切手は基本的にどれも実物資産と言えるだろう。
お金はあまり持ってないけど、実物資産だけ見たら相当な金額と評価できると思うんだよね。」
金融資産と実物資産はどちらも金銭的価値を有するもの
金融資産と実物資産に関しては、その中身は違っていますが、どちらも金銭的価値を有している資産です。
ただ、実物資産についてはその価値が金銭に換算した場合にどのくらいと言えるかは実際に売らないと判断しづらい、概算になってしまう傾向があります。
そういった部分で違いはあるものの、資産としては評価できるため、実物資産も重要な存在になるでしょう。