容姿は「人の見た目全般のこと」。
基本的には人の見た目に関して全体的な印象を指す言葉です。
特定の部分によらず、全体を観察したうえで容姿について語ることになります。
容貌は「人の顔を中心とした見た目のこと」。
人の全体的な見た目ではなく、どちらかと言えば顔に注目するケースを指しています。
したがって、体型などの部分はあまり考慮されません。
「容姿」の意味
容姿とは、人の見た目全般に関する言葉です。
人の見た目に関しては特定の部分に関して見ることもできますけど、全体に注目して見ることもできます。
ある程度全体に注目し、全体的にどのような印象を受けるか?について分析するのが容姿です。
したがって、容姿という言葉については多少なりとも漠然とした面があると言えるでしょう。
「容貌」の意味
容貌とは、人の見た目の中でも顔に特に注目した言葉と言えます。
見た目は身体つきなども本来は含みますが、そういった部分に注目せず、顔のみで判断するのが容貌です。
だから、身体つきなどの特徴は評価の対象にならないようなケースで容貌という言葉を使うのです。
人が人の特徴を語るとき、印象を思い出すときにはやはり顔の存在が大きく、そこを考慮した言葉です。
「容姿」と「容貌」の用法や用例
「人は基本的に自分の容姿を気にする。
だから、顔だけじゃなくて、自分の体型などにも気を遣うんだ。
そして、もちろん服装にもお金をかけるし、容姿を気にすると結構キリがないね。」
「人の容貌というのはそれぞれで大きな個性が存在している。
顔立ちに関しては十人十色であり、人によって全く違うから印象に残りやすいんだよな。」
容姿と容貌は注目すべき部分が違う
容姿と容貌はどちらも人の見た目に関する言葉ですけど、注目すべき部分が違います。
容姿はその人の見た目全般に注目をしますが、容貌は基本的に顔のみです。
だから、判断材料としては容姿の方が多いと言えます。
非常に紛らわしい言葉ではありますけど、違いは割とはっきりとしているため、両者の言葉は区別はしやすいはずです。