大切な書類などを相手に送る際に利用するものに、「一般書留」と「簡易書留」があります。

書留は正式名称を「書留郵便」と言い、追跡機能のあることが特徴です。

正直なところ、一般書留と簡易書留の違いがよく分からないため、どちらを選ぶべきか迷うことがあります。

一般書留と簡易書留の選択ポイントは、追跡範囲や補償額などのサービス内容の違いです。

一般書留と簡易書留の違い・追跡範囲

一般書留と簡易書留とでは、追跡のための記録を残す範囲が異なります。

1)一般書留
①発送時:荷物を発送した郵便局と時間
②途中:経由した郵便局、荷物が最後に届いた郵便局及び時間
③到着時:届け先に到着した時間
④追跡記録の確認:郵便局のホームページ内にある「個別番号検索」ページ

2)簡易書留
一般書留にあって、簡易書留に無いサービスは、②の経由した郵便局の記録だけです。

一般書留と簡易書留の違い・追加料金

書留郵便は追跡記録や補償が付けられるサービスが付帯されているため、追加料金が必要です。

1)一般書留:郵便料金+435円
2)簡易書留:郵便料金+320円
一般書留の方が115円高くなります。

ちなみに、ゆうメールも書留郵便として送付できます。

ゆうメールとは、1kgまでの印刷物やCD・DVDなどを安価に送ることのできるサービスです。

1)一般書留・ゆうメール:郵便料金+380円
2)簡易書留・ゆうメール:郵便料金+320円

一般書留と簡易書留の違い・補償額

一般書留と簡易書留とでは、補償される金額が異なります。

1)一般書留
賠償額の上限は10万円までです。

なお、補償額を5万円増額するごとに21円の追加料金を払うことで、最大500万円まで増額が可能です。

2)簡易書留
賠償額の上限は5万円までです。

補償額の追加はできません。

補償額の関係で、簡易書留は重要な書類を送りたい場合、一般書留は高額な品物や商品券、有価証券などを送る時に適しています。

一般書留と簡易書留の基本的な違い

書留郵便の特徴は、郵便物の追跡が可能であることや、万一の場合に備えて補償があることです。

一般書留と簡易書留では加算料金が異なる分、追跡範囲や補償額などのサービスにおいて一般書留の方が内容が充実しています。

補償額は簡易書留の場合は5万円まで、一般書留は最大で500万円までの補償を付けることができます。

使い分けとしては、5万円を超える高価な品は一般書留、高価ではないものの確実に届けたいものは簡易書留を使うのが一般的です。

おすすめの記事