「ジーンズ」はデニム生地の衣類でズボンに限らないものを指し、「ジーパン」はジーンズを指す和製英語です。
ジーンズとはつまりデニムでできた物、パンツは勿論、デニムでできたシャツなどの呼称なのです。
ジーンズはジーパンと同じ意味で使われることがありますが、ジーンズは生地を指すこともあります。
なので、ジーパンの方がより限定された意味で使われます。
「ジーンズの由来」
1850年アメリカで名称として生まれた言葉。
デニム生地のズボン。
ゴールドラッシュだったアメリカで発掘作業に丈夫なデニム生地を素材にしたズボンが流行り、ジーンズと呼ばれるようになりました。
その後ズボンに限らずいろいろな衣類を指す言葉として広まりました。
一般的には、デニム生地や他の綿素材の厚手織物生地で作られたカジュアル衣類のことを指します。
「ジーパンの由来」
1950年代に世界大戦(1945年)に終結し、日本に駐屯していた米兵(GI)がはいていたデニムのパンツを払い下げた店が「米兵(GI)のはくパンツだからジーパンだ」ということで日本人が名付けた呼び方です。
つまり、進駐軍(GI)の払い下げ品の中にあった作業ズボンが闇市に横流しされて、販売されたのがジーパンの始まりと言われています。
「ジーンズ」と「ジーパン」の諸説
<ジーンズ>
1.1850年代にアメリカのゴールドラッシュで流行ったズボンのことをジーンズと呼ぶようになったから。
2.1947年にラングラー社が出した広告がジーンズだったから。
当時アメリカではリーヴァイスとリーの2大ブランドが流行っており、それに勝てるシンプルでおしゃれな名前を生み出した。
<ジーパン>
1.GI(進駐軍の米兵)がはいていたパンツだからGパン=ジーパン
2.ジーンズと呼ばれる生地で出来たパンツだからジーパン
どちらも様々な説がありますが、1の説が正しいと言われています。
「ジーンズ」と「ジーパン」の違い
「ジーンズ」と「ジーパン」同じものを指すのでどちらも間違いではありません。
コミュニケーションには格段の違いはないので好きな方の固有名詞をお使いになられたら良いと思います。
「ジーンズ」「ジーパン」由来は違えども呼び方が違うということは結構ありますよね。
時代によって呼び方が変わるのは面白いものですね、もしかすると何十年かするとまた違った呼び方をされるかもしれません。