無尽蔵は「尽きないほどに、豊富に存在している状況のこと」。
無尽蔵という言い方はそこそこ見聞きするでしょう。
実体が存在しないものに対しても使っていくことができます。
無尽講は「相互に金銭を融通し合うという目的で組織された講のこと」。
現在はほぼ使用されていない言葉になります。
貯蓄と融資を行うためのシステムです。
「無尽蔵」の意味
無尽蔵とは、尽きないほどに、豊富に存在している状況のことです。
何かが非常に多くあり、尽きる気配が全くないと言えるケースで使います。
実体があるものに対しても使えますが、そういう部分がないケースでも使っていくことができるという点は重要でしょう。
そこに関しては、特に頭に入れておかないといけません。
割とメジャーな表現です。
「無尽講」の意味
無尽講とは、相互に金銭を融通し合うという目的で組織された講のことです。
各自の信頼に基づくシステムであり、貯蓄と融資を担っている状況であると言えます。
このような組織は、かつてはそこそこメジャーな存在であったものの、現在ではあまり存在していませんし、知名度としても低い状況ではないかと思われるので、そこは覚えておきましょう。
「無尽蔵」と「無尽講」の用法や用例
「あのピッチャーのスタミナは無尽蔵ではないかと思えてくる。
どれだけたくさん投げてもボールのスピードが全く落ちないし、初回と変わらない雰囲気で投げているな。」
「無尽講という存在は現代ではほぼ馴染みは感じられないだろう。
かつてはこういう組織はそれなりに活発に動いていたものの、今では名前自体をあまり聞かないんだ。」
無尽蔵と無尽講は意味で区別が可能
無尽蔵と無尽講は表記はやや似ていますけど、意味は同じではありません。
意味は異なっていますし、使用するシーンも違いますから、差を感じやすいと言えます。
無尽蔵はたまに聞かれる可能性がありますが、無尽講はほぼ見聞きしないと言えるはずです。
だから、使用頻度に関しても、それなりに大きな差があると評価できるのです。