灌木は「背が低く、幹を持たない低木のこと」。
「低木」と言い換えると分かりやすい。
低木は「背が2~3メートルで幹がハッキリしていない木のこと」。
「ブッシュ」と言い換えると分かりやすい。
「灌木」は「低木」の別の呼び方ですが、高い木の「喬木」と対比される言葉です。
一方の「低木」は「高木」と対比される言葉になります。
現在は「低木」が一般的です。
「灌木」はツツジなどのこと
「灌木」は低い木のことで、根元から枝分かれをしているため、幹となるものが無いかハッキリとしません。
ツツジやキョウチクトウ、ユキヤナギ、コデマリ、サルスベリなどの庭木を言います。
「灌」という字には「水を灌ぐ、むらがる」などの意味があり、群生しているブッシュ状の木を意味します。
戦後は「灌」が使えなくなったために「低木」と言う呼び方になっています。
「低木」は「灌木」のこと
「低木」は「灌木」の新しい呼び方になります。
新しいとは戦後の常用漢字制定により「灌木」が使えなくなったためです。
意味は「灌木」も「低木」も同じになります。
言葉としては「灌木」が「低木」より印象は良いものになります。
「ツツジやアジサイなどの灌木が庭を飾る」と比較して「低木が庭を飾る」では受ける感じが違います。
「灌木、低木」などの分類とは
樹木はいくつかの分類法があり「灌木、低木」に対しては「喬木、高木」があり、「常緑樹」には「落葉樹」、「針葉樹」には「広葉樹」があります。
「灌木地」と言う言葉は寒冷地など環境により「喬木、高木」が育たず、「灌木」ばかりの場所を言います。
「灌木」は生垣や庭木に適していて、手入れもしやすい利点があります。
「灌木」と「低木」とは
「灌木」と言う言い方は戦前までのことで、現在は「低木」と呼んでいます。
言葉としては「灌木地、灌木林」などがあります。
「灌」の字が常用漢字から外されたために「低木」となりました。
ツツジやアジサイ、ユキヤナギ、サルスベリなどの庭木や生垣に多用されています。
英語では「ブッシュ」と言います。
「低木」は同じ意味で止むを得ず使用されているものです。