「成功」と「成就」の違い・意味と使い方・使い分け

成功は「自分が望んだ結果が実現したこと」。

上手くいったとか、予定通りに事が進んだという意味で使われることが多いです。

成就は「自分の願いが叶うこと」。

意味としては成功に近く、自分が望んだ結果が実現することになります。

しかし、自分の計画などを成し遂げたときにも成就という言葉を使うことがあるので、割と意味は広いです。

「成功」の意味

成功というのは、自分が望んでいた結果が実現することであり、予定していた通りに事が上手く進むことの意味になります。

成功するための手順を踏んだうえで、成功をするということもあれば、失敗をすることもありますが、自分にとって望ましい状況が実現したときに主に使う言葉と言えます。

ただ、自分が想定していない結果が起きた場合でも成功と捉える場合もありますが。

成就というのは、自分の願いが叶うことを意味しており、自分がずっと思い描いていた状況が実現したときに使うことが多いです。

基本的には自分が思描いていたビジョンが実現したときに使うことが多く、思い描いていなかった予想外の状況が起きたときに、それが自分にとって都合がいいものだったとしても、そのときには成就という言葉はあまり使わないです。

「成功を目指して研究を続けてきたが、まさか予想外の事態になるとは思わなかった。

しかし、求めていた成果とは違うものの、新しい発見にはつながったから、これもまた成功と言えるだろう。」

「ずっと気になっていた人に告白したらOKをもらえたよ。

ずっと心の中に留めておいた思いだったから、その願いが成就したときには本当に嬉しかった。」

成功も成就も望んでいた結果が訪れたときに使うので、本質的な意味はあまり変わりません。

しかし、成功の場合には結果オーライのような意味合いがあり、予想と違う結果になっても、それが望ましいと思えれば成功と扱うこともあるのです。

成就にはそういう扱いをするシーンはほとんどないのではないかと思われますから、そこは違いと言えるでしょう。