花弁は「花のもっと華やかな存在で、雄蕊や雌蕊などの保護をすること、ムシをおびき寄せることを役割としている部位のこと」。

「花びら」と言い換えると分かりやすい。

咢弁は「花の中で花弁のすぐ下に位置し花弁を保護する役割がある部位のこと」。

「がく」と言い換えると分かりやすい。

花の中には咢弁が変化し花弁の役割をしているものもあります。

「花弁」は花びらのこと

「花弁」は花の部位の中でも最も目立つ存在です。

「花びら」と呼ばれ受粉をしてくれるムシたちを誘う大事な役割を持っています。

ムシが判別できる色になっているそうです。

ムシは赤、青、緑の外に紫外線も見えると言うことです。

中には、花の色が変わるものもありますが、花の色とは光と花弁に貯まるフラボノイドなど4種の色素の量や配分によるものと考えられています。

「咢弁」は、花弁のすぐ下にある緑をした部位

「咢弁」は、花弁を保護し支える役割をしていますから「花弁」に直接接しています。

緑色の肉厚のもので、蕾の頃は花全体を包み込み保護し、開花すれば花をしっかり支えています。

「咢弁」が集まったものを「咢、がく」と言います。

アジサイのように「咢弁」が「花弁」のように変化をした花も沢山あります。

見た感じは「花弁、はなびら」と言ってもいいものばかりです。

「咢弁」が発達している花は小さい花の固まり

「咢弁」が発達してまるで「花弁」間違えてしまう花は、多くは極小さな花で「花序」と言い、細かく密集していることがあります。

身近な花では「ガクアジサイ」があり、周辺に花のように咲いているのが「咢弁」になります。

また、「アネモネ」のように美しい花も、実は「咢弁」が「花弁」のように見える花の代表格です。

「花弁」がない花で珍しいものです。

「花弁」と「咢弁」とは

「花弁」は花を構成している部位で最も派手に見える中心的な部位のことです。

「花びら」とも言い、中心にある雌蕊や雄蕊の保護や、受粉を促す昆虫たちを誘き寄せると言う大事な役割を担っています。

「咢弁」は「花弁」のすぐ下に密着した部位で「花弁」を支えることや、蕾の保護をするものです。

「咢弁」が発達すると「花弁」にとって代わり、まるで花の様に見えるものがあります。

「ガクアジサイ、アネモネ」が代表例となります。

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