散歩は「健康のため、または気分転換のためにその辺をぶらぶらと歩くこと」。
健康目的や気分転換という目的があるのが散歩ということになるのです。
散策は「特に目的はないが、その辺をぶらぶらと歩くこと」。
目的がない状態でぶらぶら歩くというのが散策の意味であり、散策の場合にはいろいろなシーンで該当する状況があると言えます。
「散歩」の意味
散歩というのは、健康や気分転換を目的として、その辺をぶらぶらと歩くことになります。
したがって、一応目的が存在しているということで、そういった目的がなければ特にぶらぶら歩くこともなかったというときに、散歩という言葉を使います。
一般的な散歩のイメージとしても、健康目的や気分転換という目的があるでしょうし、現実と合致していると言えます。
「散策」の意味
散策というのは、その辺をぶらぶらしていることなのですが、目的は特にない状況で行われているというのが定義になります。
したがって、何らかの目的を持ってやっていたらそれは散歩になるのです。
散策になるためには、無意識のうちにとか、気が付いたらぶらぶらしていたという状況が必要で、シーンとしては結構限定されていると言えます。
「散歩」と「散策」の用法や用例
「運動不足ということもあるから、健康のために散歩をすることが最近の日課になっている。
散歩をすると気分転換も同時に行えるし、かなり魅力的な状況と言えるだろう。」
「やることがないから、外に出たら無意識のうちにいろいろなところを回っていた。
こういう散策をするというのも意外と悪くないもので、暇つぶしになるんだなと思ったね。」
散歩と散策の差は見た目では存在しない
散歩と散策というのは見た目で言えばほとんど差がありません。
したがって、見た目で区別をすることはできず、あくまでも心の中を見ないと分からないということです。
何らかの目的があれば散歩で、何の目的もなければ散策ということになるので、そういう部分からのみ違いを見つけることができます。
両者というのは差がほとんどない概念ということになります。