イモリは水辺にすむ両生類。
身を守るため、微量の毒を持つ。
ヤモリは地上に住む爬虫類。
トカゲは皮膚にウロコのある種類の爬虫類。
カナヘビは日本のみに生息する爬虫類で、正式名をニホンカナヘビという。
明治時代以前、ニホントカゲをカナヘビと呼んだ地域があり、その場所では現在でもトカゲをカナヘビと呼んでいる場所がある。
「イモリ」とは
水辺に生息する両生類で、その名は「井戸を守る」の意味に由来しています。
小さな虫やミミズを捕食する肉食生物です。
意外にも寿命は約20~30年と犬や猫よりも長い生物です。
国内では「アカハライモリ」が多く、このイモリの腹部の赤色はフグ毒と同じ、テトロドキシンによるものです。
微量なので、人間の命を脅かすようなことはなく、手を洗えば心配ありません。
「ヤモリ」とは
カメなどと同じ、爬虫類の生き物です。
イモリに似ていますが、イモリに比べて寿命はとても短く、5~10年です。
陸上に住み、屋内に巣くうシロアリなどを食べてくれることから「家守(やもり)」と名付けられました。
小さな虫を好んで食べ、冬には3~4か月冬眠します。
性格は臆病で細やか。
大人しいニホンヤモリはペットとしても人気があります。
3つ目「トカゲ」とは
光沢のある皮膚と強い前足が特徴の爬虫類です。
子どもの頃、しっぽが青いことも特徴の一つです。
種類が多く、肉食のもの、草食のものがおり、外見もバリエーションに富んでいます。
寿命も5年から10年と個体差が大きいです。
性格は穏やかで優しく、人によく慣れます。
中にはトイレを覚えたり、名前を呼ばれると近づいてくるほどなつくトカゲもいます。
4つ目「カナヘビ」とは
正式な名称を「ニホンカナヘビ」」といいます。
ヘビとはつきますが、形はトカゲに近く、足があります。
特徴は長い尻尾で、全長の3分の2は尻尾です。
お腹はクリームがかった白、全体的な色は茶色です。
顔立ちはとても可愛らしく、愛嬌があります。
明治以前はニホントカゲをカナヘビと呼んでおり、いまだにそのように呼ぶ地域もあります。