御託を並べるは「自分勝手な理屈などを並べること」。
他人から見て、自分勝手なことを言っている、しかも何度もといったケースで使っていく言葉になります。
能書きを垂れるは「自分の優れている部分や長所ばかり言うこと」。
そういった状況を批判的に捉える意味で使われる言葉になるでしょう。
何かを並べるという意味では、御託を並べるに近い意味であると評価できます。
「御託を並べる」の意味
御託を並べるとは、自分勝手な理屈などを並べることです。
自分に都合のいい理屈ばかりを言っている、自分勝手な言動に見えるというケースで使っていく言葉です。
たいていは他人が使用することになりますが、本人からすれば自分勝手な理屈を言っているつもりはないと考えている可能性もあるので、そういった点も知っておきましょう。
「能書きを垂れる」の意味
能書きを垂れるとは、自分の優れている部分や長所ばかり言うことです。
自分はこんなにもすごいんだということを周囲にアピールしているような状況があったときに、それを批判する意味で使われやすい表現です。
批判的に捉えて使う言葉という意味では御託を並べるに似ていますし、何かを並べる点も共通していると言えるのです。
「御託を並べる」と「能書きを垂れる」の用法や用例
「あの人は御託を並べているが、言っていることはかなり無茶苦茶だと思うんだよ。
あんな理屈が通用したら非常に困るし、その点に関しては注意しないといけないだろう。」
「能書きを垂れるというのは、周囲の人間からすれば気分のいいものではない。
自分の優れている部分をアピールしたい気持ちは理解できるものの、できれば遠慮してもらいたい。」
御託を並べると能書きを垂れるはともに批判的な意味で使われる
御託を並べると能書きを垂れるに関しては、意味それ自体は同じとは言えない面もあります。
しかし、両者は特定の人の言動を批判的に捉えて使われる言葉であり、その点に関して共通であると言えるのです。
したがって、似ている部分はあると言えます。
言葉としては両方とも有名ですし、実際に見聞きする機会は大いにあると評価できます。