損益は「簿記などの損失と利益のこと」。

「損益計算」と言い換えると分かりやすい。

損得は「俗に損することと得をすること」。

「損得勘定」と言い換えると分かりやすい。

「損益」は「損失と利益」のことで、簿記や会計の言葉のことです。

「損得」は俗な言い方で、「損か得か」と言うことです。

「損得勘定抜きで」とは「損を覚悟で」と言う意味になります。

「損益」は勘定科目のこと

「損益」は「損失と利益」のことで、売上がある会社ではお金の動きを複式簿記に則り仕訳を行い、利益と損失などを計算します。

その時の勘定科目として「利益と損失」に関わるものが出てきます。

「損失と利益」は一年を通して計算をされ、貸借対照表や損益計算書などの決算書が作成されるのです。

どのような利益なのか、どのような損失なのかもすべて明らかにされます。

「損得」は俗にいう言葉のこと

「損得」は俗に「損をした、得をした」と使う言葉です。

例えば、投資で赤字になれば損を出したと言い、黒字になれば得をしたということです。

思いがけない出費は「損」と感じ、思いがけない入金は「得」と感じるのです。

あくまでも感覚的な言葉と言えるかも知れません。

「損得抜きで」は「赤字でも良い」と判断することです。

「損益」も「損得」も実質的には同じこと

どんなに厳格に計算が行われようと「赤字は損失・黒字は利益」なのです。

大規模な事業をしている大企業でも「赤字・損失」を出すことがあり、個人事業主でも「黒字・利益」を出すことはあるのです。

どのような場合でもプラスは「利益・得」、マイナスは「損失・損」なのです。

その意味で「損益」と「損得」は同じことと言えます。

「損益」と「損得」とは

「損益」は会社などが経済活動を行った結果、一年を通して「損失・利益」を確定させることを行います。

複式簿記の仕訳を行い、厳格に計算がなされるのです。

「損得」も「損失と利益」に変わりはありませんが、もっと俗に言う「損や儲け」のことを言います。

「損得勘定」「大損だ・ずいぶんと得をした」などという感じで使います。

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