手加減は「何らかの物事に関して、その場に応じた都合のいい量や程度に調整すること」。
何らかの試合をするときに、相手の実力に合わせてこちらの実力を出し惜しみするようなケースでよく使われます。
手を抜くは「仕事をいい加減にこなすこと、全力を出さないこと」。
つまり、物事に取り組むときに実力の全部を出さないようなケースで使用していきます。
「手加減」の意味
手加減とは、何らかの物事に関して、その場に応じた都合のいい量や程度に調整することです。
基本的には調整をするという意味で使いますが、ちょうどいい感じにするという意味が込められています。
そして、誰かと対戦をするときに相手の実力に合わせるという意味もあり、そういったときには全力を出さないという状況になるのです。
「手を抜く」の意味
手を抜くとは、仕事をいい加減にこなすこと、全力を出さないことです。
こちらも調整するという意味で使いますけど、主に力に対して使います。
仕事において、それ以外の場面において、全力を出さないという意味で使うのです。
したがって、手加減と同様に誰かと対戦をするときにも使用できると言えます。
意味は割と近いでしょう。
「手加減」と「手を抜く」の用法や用例
「この作業はそれなりに手加減をしないといけない。
そうしないと失敗するからな。
力の入れ具合に関しては、経験を積むとなんとなく分かってくるものだよ。」
「相手は明らかに手を抜いている。
俺の方が格下だからというのが理由だろうが、逆に言えば相手は俺をなめているから、チャンスとも言えるんじゃないかと思うんだよ。」
手加減と手を抜くは同じような意味で使える
手加減と手を抜くについては、力などを調整するという意味があります。
どちらも全力を意図的に出さないという意味で使うことができ、誰かと対戦をするなどのシーンで使用することができます。
こういった表現はたまに使われるものなので、多くの人たちが知っているでしょう。
手加減や手を抜くような行為はそれなりに見られるものです。