力説は「力を尽くしたうえで説くこと」。
つまり、一生懸命に誰かに対していろいろなことを説いていくという意味の言葉になります。
たまに聞かれる表現です。
強調は「調子を強めること、強い調子で主張をすること」。
後者の意味については、力説に近いと言えるでしょう。
ただ、説くわけではないので、そこは違いと言えると思われます。
「力説」の意味
力説とは、力を尽くしたうえで説くことです。
何かを誰かに対して説く際に、全力を出すという意味になりますが、たいていは相手がなかなか理解してくれない、納得してくれないといった意味で使われることが多いです。
力説をするという光景はたまに見られるものであり、力説という表現も割といろいろなシーンで見られることがあるのです。
「強調」の意味
強調とは、調子を強めること、強い調子で主張をすることです。
後者の意味については、力説にちょっと近い意味と言えるのではないかと思われます。
でも、強調については調子を強めるという意味でも使います。
むしろこっちの方がより使われやすい表現とも言えるので、強調という言葉に関しては、ここを特に覚えておくといいと思うのです。
「力説」と「強調」の用法や用例
「この人の場合、いくら持論を力説しても理解してくれない、納得してくれない状況なんだ。
かなり頑固な性格というか、なかなか考えを変えてくれない人なんだよな。」
「授業中に明らかに強調していた部分があったけど、そういうところに関してはテストで出やすいんだろうな。
だから、試験前はそういったところを中心に勉強していきたい。」
力説と強調は同じような意味を持っている
力説と強調はそれなりに意味が似ています。
というのも、力説は力を尽くしたうえで説くという意味ですけど、強調は強い調子で主張するという意味があります。
こういった部分は割と似た意味と評価できるでしょう。
したがって、力説と強調は意味はそこまで大きく変わりませんし、同様の場面で使っていくことができるのではないかと思われます。