糾弾は「特定の人間の罪状について問いただし、非難すること」。
特定の人の罪を明らかにして、問題視していくという意味ですが、追求する過程で最終的には追放されるケースもあります。
指弾は「非難すること、つまはじきにすること」。
単に非難したり、排除したりするという意味なので、糾弾よりはややソフトな対応と言える可能性があるでしょう。
「糾弾」の意味
糾弾とは、特定の人間の罪状について問いただし、非難することです。
何らかの罪と言える行為をした人物に対して、真実を問いただし、罪を認めさせたりする状況を示していますが、その過程では対象の人物を非難するという面も含まれています。
したがって、糾弾については悪く言うといった部分も存在しているのです。
たまに見かける表現です。
「指弾」の意味
指弾とは、非難すること、つまはじきにすることです。
意味としては糾弾に似ていますが、つまはじきにするという点は特徴的と言えます。
でも、指弾という言葉については一般的な知名度は高くありません。
そのため、聞いたことがある人はかなり少ないはずです。
馴染みを感じづらい表現という言い方ができるのではないかと思われます。
「糾弾」と「指弾」の用法や用例
「政治家というのは、いろいろな場面で糾弾されやすいな。
目立つ存在で、世間の目に触れやすいからというのもあるんだろうけど。
したがって、政治家になるってのは本当に勇気ある決断だと思うよ。」
「冤罪で指弾されると、本当にやってられない。
明らかに俺じゃないのに、俺が悪いことにされてるわけだが、何を言ってもあいつらは聞く耳を持ってくれないからな。」
糾弾と指弾はどちらも非難する意味で使える
糾弾と指弾に関してはどちらも非難するという意味があります。
したがって、両者は完全に同じ意味ではないものの、似たようなニュアンスを持っていると評価できるのです。
ただ、糾弾は聞いたことがあっても、指弾については聞いたことがない人が大半であると言えるでしょう。
したがって、ここは区別できるポイントになるはずです。