延々は「特定の物事がずっと続く状況のこと」。
長いと感じるほどにずっと続いているケースで使っていきます。
したがって、ややマイナスイメージを感じさせる言葉です。
営々は「足しげく往来すること、落ち着かないで行ったり来たりする状況のこと」。
こういった意味で使っていくので、特定の状況が長く続く点は延々と同じです。
また、読み方も似ています。
「延々」の意味
延々とは、特定の物事がずっと続く状況のことです。
何らかの物事が終わる気配がないと言えるようなシーンで使っていきます。
この延々という表現はどちらかと言えば悪い意味で使われることが多いです。
要するに早く終わってほしいのに、まだ終わらないのかと思えるときに使用されるシーンが顕著であるため、そこは覚えておきましょう。
「営々」の意味
営々とは、足しげく往来すること、落ち着かないで行ったり来たりする状況のことです。
特定の人、またはいろいろな人たちがある場所を何度も訪れたりする、行ったり来たりするといった状況で使います。
その状況がずっと続いているシーンで使用するので、物事がずっと続くような雰囲気に感じられ、延々に近い状況と評価できると思われます。
「延々」と「営々」の用法や用例
「この工事は延々とやっている感じだな。
正直言って、いつ終わるのかと思っているくらいなんだが。
もう半年以上続いているし、この騒音にはさすがにうんざりだよ。」
「弟子にしてもらいたいのであれば、営々と通い続けることが重要だ、そうやって熱意を見せていけば、いずれは認めてくれるのではないか。
積み重ねが重要なんだ。」
延々と営々は同じ状況の繰り返しを表す
延々は特定の物事がずっと続いているケースにおいて、営々は特定の場所を何度も往来するようなケースで使っていきます。
したがって、両者は意味は同じではないものの、割と似ていると言えます。
同じ状況が繰り返されているわけで、光景としてはそんなに大きな違いは感じづらいでしょう。
でも、延々はたまに見ますが、営々はほとんど見ないと言えるはずです。