警視総監は「東京都における警察の最高責任者のこと」。

「警視庁トップ」と言い換えると分かりやすい。

警察庁長官は「日本における警察の最高責任者のこと」。

「警察庁トップ」と言い換えると分かりやすい。

「警視総監」は「警察庁長官」の次と序列が決まっています。

「総監」と言う言葉は最高責任者と言うイメージが強く、「警察庁長官」より偉く感じてしまいます。

因みに道府県では「道府県警察本部長」と言う役職がトップなのです。

「警視総監」は東京都の警察トップ

「警視総監」の呼称は明治時代に制定されています。

東京警視庁の責任者のことを言います。

トップを表す「警視長」、「大警視」と言う名称が1881年に「警視総監」に変更となったものです。

「総監」と言う言葉は、全体を監督、把握する官職のことを言います。

「警視庁の総監督」と言う意味になります。

「今まで、日本の警察の最高責任者が警視総監と思っていた」と使います。

「警察庁長官」は日本の警察のトップ

「警察庁長官」は日本全国の警察の最高責任者になります。

内閣府にある国家公安委員会により、長官は内閣総理大臣の許可を得て任命されます。

全国の警察本部長や警視総監に対して必要な命令を出すことができます。

警察庁は内部に警務局や刑事局など6つの局が有り、付属機関に警察大学校や科学警察研究所、皇宮警察本部が置かれます。

「警視総監」は「警察庁長官」の下

「警視総監」は東京都のトップですから、当然「警察庁長官」の指揮下にあるのです。

名前から「総監」と言うイメージが全体のトップと言うことを想像してしまいますから、紛らわしいと言えます。

本来なら他の道府県と同じ「東京都警察本部長」となるべきなのです。

明治の名残を感じる名前です。

しかし、東京都言う大都会の警察トップですから、「総監」でもいいかも知れません。

「警視総監」と「警察庁長官」とは

「警視総監」は東京都の警察の最高責任者です。

任命は国家公安委員会が行い、東京都公安委員会や内閣総理大臣の同意や承認を得たうえで任命をするのです。

他の道府県の「警察本部長」と同じ格になりますが、序列としては「警察庁長官」の次にランクがされます。

「警察庁長官」は日本の警察のトップとなります。

任命は国家公安委員会が総理大臣の承認を経て行います。

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