栄冠は「何らかの勝利の印として与えられる冠のこと」。
実際に冠が与えられる場合もありますが、冠自体が与えられることはなく、実際は名誉だけが与えられるケースもあります。
栄光は「輝かしい名誉のこと」。
こちらも名誉を表す言葉であり、栄冠に似ている言葉です。
でも、栄光は完全に目に見えない部分を表していると評価できます。
「栄冠」の意味
栄冠とは、何らかの勝利の印として与えられる冠のことです。
実際に冠が与えられる場合もあるものの、そういった具体的なものは送られず、名誉だけが存在する場合もあり、そういったシーンでも使用が可能です。
だから、栄冠については実体がない場合も十分に考えられるので、そこに関しては特に知っておく必要があるでしょう。
「栄光」の意味
栄光とは、輝かしい名誉のことです。
名誉を表すという意味では、栄冠とほぼ変わらないと評価できるでしょう。
ただ、栄光の場合には冠などの具体的なものは一切存在しません。
つまり、栄光に関しては完全に実体がないのです。
だから、周りの評価で決まるような言葉と言え、周りから評価されるような状況じゃないと栄光という表現は使いづらいです。
「栄冠」と「栄光」の用法や用例
「甲子園は全国のあらゆる高校の野球部の頂点を決める大会だ。
この大会において栄冠に輝いたところは全国的に有名になる。
経営的にも有利になりやすいと評価できるだろう。」
「このチームは以前は栄光に満ちた時代があったものの、今は完全に暗黒時代となってしまっている。
このチームが強かった時代を知っている人は今やどれだけいるのだろうか。」
栄冠と栄光はともに名誉を表す言葉
栄冠と栄光に関しては、ともに特定の存在の名誉にかかわる言葉です。
何らかのすごさを表現する際にこういった言葉が使用されるケースがあります。
ただ、栄冠に関してはその証明として冠が与えられる場合もありますけど、栄光はそういった具体的なものは存在しません。
したがって、そこ両者を分ける違いになると評価できるでしょう。
