右脚ブロックは「心臓の電気信号が右側で遅れること。」

「右信号異常」と言い換えると分かりやすい。

左脚ブロックは「心臓の電気信号が左側で遅れること」。

「左信号異常」と言い換えると分かりやすい。

「右脚ブロック」と「左脚ブロック」は不整脈の一心室への電気信号の伝達が遅くなることや途切れることなどの現象です。

「右脚ブロック」は心配なし

「右脚ブロック」は高齢になるとみられるものですが、心臓病の心配は少ないものです。

健康診断では2~3%の人に見られるもので、特に経過観察も必要ありません。

完全ブロックと不完全ブロックがありますが、電気信号は遅れるだけで流れてはいます。

しかし、これにより心臓の動きが一瞬に同時収縮することが少し難しくなります

「左脚ブロック」は心配

「左脚ブロック」は「右脚ブロック」と同じく、心室への電気信号伝達の異常のことです。

一般的には心臓の重篤な病気の恐れがあると言われています。

しかし、左脚自体の不具合は普通の生活ができるのです。

心配なのは、左脚の背後に隠れている心筋梗塞や狭心症などが怖いということです。

心臓の動きは同期が難しく、場合によりペースメーカーが必要になります。

「右脚ブロック」も「左脚ブロック」も無症状

「右脚ブロック」と診断されても無症状ですから、日常生活には支障はありませんし、経過観察も必要ありません。

「左脚ブロック」も無症状のことが多いですが、精密検査が必要になり細かい診断がなされます。

「左脚ブロック」が起きる原因を突き止めなければならないのです。

治療もそれに沿ったものになります。

また、経過観察も必要になります。

「右脚ブロック」と「左脚ブロック」とは

「右脚ブロック」と診断されても、特に治療法はなく経過観察も必要ありません。

高齢になれば1割の人に見られるもので、単独では心臓疾患にはつながりません。

「左脚ブロック」と診断されると心臓疾患の恐れが強くなりますから、経過観察や精密検査が必要になり、ペースメーカーの埋め込みも検討されます。

心筋に何らかの異常があるということで心筋症や心筋梗塞が疑われるのです。

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