一味徒党は「特定の目的を持ちながら集まった仲間のこと」。
基本的には悪い意味で使われる言葉です。
したがって、悪事を企てているようなシーンで使われやすいと言えます。
一味同心は「同じ目的の下に力を合わせ、心を一つにすること」。
一味徒党と似た意味ではありますけど、こちっらは悪いイメージは特に存在していません。
「一味徒党」の意味
一味徒党とは、特定の目的を持ちながら集まった仲間のことです。
ただ、その目的というのは、例えば犯罪に関することなどを含んでおり、あまり望ましくないケースが多いです。
つまり、悪いことを達成しようと集まった人たちを指しているので、いい意味で使われることはないでしょう。
そういう部分は知っておく必要があります。
「一味同心」の意味
一味同心とは、同じ目的の下に力を合わせ、心を一つにすることです。
特定の目的のために集まって、心を1つにするということなので、一味徒党に似ていますけど、こちらは悪いイメージはありません。
だから、いい意味で使うことができるのです。
そういう意味では、こちらの方がより多くのシーンで使用できる可能性が高いでしょう。
「一味徒党」と「一味同心」の用法や用例
「詐欺グループというのは、一味徒党で仲間を募って、それぞれきちんと役割を決めたうえで犯行を行っている。
下準備がしっかりとしているからこそ、成功例が生まれてしまうのだろう。」
「一味同心によって集まった人たちは非常に絆が強い。
したがって、結果的に目的を達成できる確率もそれなりに高いと言えるのではないかな。」
一味徒党と一味同心は意味のイメージの違いが大きい
一味徒党と一味同心に関しては意味はほぼ同じです。
何らかの目的のために集まること、その仲間たちという意味になります。
ただ、一味徒党はたいてい悪いことをするために集まったようなケースで使っていきます。
一味同心にはそういった部分は基本的にないので、両者はこういうポイントで実際に区別をしていく状況となるわけです。