舌先三寸は「心がこもっておらず、口先だけの話に見えること」。
つまり、言っていることと思っていることが一致していないというケースにて使用していく言葉になります。
権謀術数は「相手を欺こうとする巧みな話術のこと」。
舌先三寸も心では思っていないことを言って、相手を欺こうとする意味があるので、それに近い意味を持っています。
「舌先三寸」の意味
舌先三寸とは、心がこもっておらず、口先だけの話に見えることです。
一応それなりのことは言っているものの、心の中ではそうは思っていないことがバレてしまうような口ぶりにおいて使われる言葉です。
そのような光景は現実的に普通に見られるものですから、そんなに珍しいとは言えないでしょう。
そこそこ使う機会があると思われます。
「権謀術数」の意味
権謀術数とは、相手を欺こうとする巧みな話術のことです。
欺こうとしているという意味では、舌先三寸に近いかもしれません。
でも、こちらに関しては悪だくみなどを考えているときに使っていくので、あまり日常的な光景とは言えないでしょう。
そんなに頻繁に使う言葉ではないので、馴染みは感じづらいと言える可能性があります。
「舌先三寸」と「権謀術数」の用法や用例
「あいつはあんなこと言っているけど、絶対に舌先三寸だぞ。
心がこもっていないのは目に見えてわかるから、信用しない方がいいんじゃないかと思うんだ。」
「権謀術数に惑わされてはいけない。
巧みな話術を使って、みんなを騙そうとしているだけだから。
あいつの話を信じてしまったら、取り返しのつかないことになるかもしれないぞ。」
舌先三寸と権謀術数は相手を騙そうとする意図がある
舌先三寸と権謀術数はともに相手を騙そうとするような意図が感じられるシーンで使っていきます。
舌先三寸は思ってもいないことをさも思っているように話すときに使われ、相手を信じ込ませようとします。
権謀術数は悪だくみを考えているときに、それっぽいことを言って相手を信じ込ませようとするのです。
割と似ている言葉です。