満年齢は「生まれた時は0歳で一年後の誕生日毎に1歳加算すること」。
「誕生日加算」と言い換えると分かりやすい。
数え年は「生まれた年は1歳で元日を過ぎる毎に1歳加算すること」。
「元日加算」と言い換えると分かりやすい。
歳の数え方は満年齢と数え年とでは1から2歳の差が生じています。
日本や中国、朝鮮、ベトナムでは数え年が主流でしたが、公式には満年齢を使う様になりました。
「満年齢」になったのは諸般の事情が原因
「満年齢」は明治になり公式に奨励されたのですが、「数え年」による配給不公平感や国民の若返り感、正直な出生届などの必要から公式なものになりました。
それまでは「数え年」だったのです。
1歳の違いが損得に関係したため、統一されたものです。
なお、中国などは旧正月の風習が残り、元日が日本とは異なることは留意する必要があります。
「数え年」は生まれた年に既に1歳となる
「数え年」は生まれた年、つまり生まれた日に1歳と数え、元日が来る毎に1歳を加算していく制度です。
ですから「満年齢」とは1から2歳の相違があるのです。
元日から誕生日の前日までは2歳の相違となり、誕生日が過ぎると1歳の相違になります。
よく厄年と言いますが、「数え年」で計算されるようなので、注意が必要です。
「満年齢」は「数え年」より合理的な制度
「満年齢」は誕生日毎に1歳加算していきますから、丸々の経過時間がすぐに分かるものです。
例えば1歳3か月と言えば1年と3か月が過ぎていることはすぐに分かります。
これが「数え年」では1年なのか2年なのかはすぐには分かりません。
また、遅く歳をとることは国民にとり良いことと言えますし、年齢に関する諸統計も合理的なものになります。
「満年齢」と「数え年」とは
「満年齢」は次の誕生日起算の合理的な数え方で、国際的にも合ったものです。
誕生してから1年間は0歳児となるのです。
「0歳何か月」と言います。
自分の年は誕生から現在までの正確な時間経過が分かるものになります。
「数え年」は生まれた年に既に1歳と数え、元日が来る毎に年を重ねていく制度です。
明治以前の昔の風習になります。