新月は「太陽と月の位置により月の光が地球に届かないこと」。
「闇夜」と言い換えると分かりやすい。
皆既月食は「月が地球の影に隠れること」。
「地球影」と言い換えると分かりやすい。
「新月」は地球から見たとすれば昼間太陽の方向にありますから、全く見ることは出来ません。
月が見えないことでは同じ「皆既月食」は実際にはオレンジ色の光が到達して赤い満月状態に見えます。
「新月」は闇夜のこと
「新月」は旧暦つまり太陰暦のひと月の初日を言います。
月齢0の日です。
昼間は太陽の方向に位置していますから見えず、真夜中は地球の裏側にいますから、当然見ることは出来ず月の無い闇夜になります。
「新月」になると太陽の光を反射していた場所が無くなるので地球からは見えなくなります。
月の輝きは太陽光の反射によるものですから、光が当たらなければ見えないのです。
「地球←月←太陽光」と言う関係です。
その時、太陽光は月の裏側を全面照らしているのです。
「皆既月食」は地球の影で隠れること
「皆既月食」は滅多に起きない現象です。
「月←地球←太陽(光)」と言う位置関係がピッタリ一直線状に並んだ時に起きますが、100年に1度ぐらいの頻度になります。
普段は軌道が少しずれるため部分月食になります。
発生するのは必ず満月の時で、夜中に起きることになります。
完全に隠れても赤やオレンジ色に見えるのは、地球の縁の大気を通過した太陽光が赤い色を残し屈折して月に到達しているからです。
「新月」も「皆既月食」も月が隠れる現象
「新月」になると月は太陽光を反射できなくなる位置に移動しているのです。
地球からは見かけ上いなくなります。
実際は昼間に太陽の近くに存在していますが見られませんし、夜も地球の裏側(昼)に移動しているので見られません。
つまり、地球上のどこからも月は見ることが出来ない日となります。
「皆既月食」も月が隠れる日ですが、太陽光の一部が到達するので赤やオレンジに発色しますから見ることが出来るのです。
「新月」と「皆既月食」とは
「新月」は旧暦の一日のことで、「朔」と言います。
その日に月は地球からは隠れて見えなくなります。
昼は太陽の方角に、夜は地球の反対側に移動しているため全く見ることは出来ません。
従って、夜はいわゆる「闇夜」となるのです。
同じく隠れる現象に「皆既月食」がありますが、滅多に起きない現象となります。
「月←地球←太陽(光)」と言う位置が軌道を含めて完全一致することで起きるため、100年に1度位の頻度になってしまいます。