ちゃっかりは「自分の利益になるように、抜け目なく行動する状況のこと」。
ちゃっかりしているという表現をよく使います。
きちんと状況を判断して、合理的な行動をしているという意味で使われることが多い言葉です。
しっかりは「確実性のある行動をしている状況のこと」。
当初の目的を達成できるような、きちんと考えられた行動が見られるシーンで使っていく言葉と言えます。
「ちゃっかり」の意味
ちゃっかりとは、自分の利益になるように、抜け目なく行動する状況のことです。
多くが気付かない間に、自分の利益となるような行動をきちんととっている、そんな場面で使います。
周囲からの評価として、こういう言葉を使っていくわけです。
ちゃっかりというのは、高い能力があることを示しているものの、周りからすれば必ずしも好意的には見えないケースで使います。
「しっかり」の意味
しっかりとは、確実性のある行動をしている状況のことです。
きちんと綿密に考えられた行動をとっている、そういう意味で使っていく言葉であり、こちらも結局は高い能力を示していると言えるでしょう。
しかし、しっかりについては基本的には好印象を抱かせるような言葉なので、その点についてはちゃっかりとはやや違っています。
「ちゃっかり」と「しっかり」の用法や用例
「この前祖父母の家に行ったときに、うちの子供はちゃっかりとお小遣いをもらっていた。
いつの間にそんな行動をとっていたのかと思ったけど、本当に抜け目ない行動をする子だね。」
「目標に向かってしっかりと計画を練り、行動できる人物こそが優秀だ。
そういう人間に実際になるのは難しいかもしれないが、みんなはそれをぜひ目指してもらいたい。」
ちゃっかりとしっかりはともに優秀さを表す言葉
ちゃっかりとしっかりは特定の人間の能力の高さを示す意味があるので、その点においては優秀さに関係する言葉と言えるでしょう。
しかし、ちゃっかりは周囲から見ると、そこまで好印象には映らないケースが多いですけど、しっかりは基本的には好印象と言えるので、両者に関してはそういった点で区別をしていくことができるはずです。